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2012.10.22
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2012.10.22
社会人になると、純粋な友達ってできにくくなりませんか? ましてや「親友」となると、さらに難しい気がします。周囲の声を聞くと「親友」の多くは、幼なじみや学生時代の友達だと言います。また、とある就活情報サイトの調査によると約4割の社会人が親友はいないと答えているということ。一方、少なからず「大人になってから親友ができた人」もいるようです。後者の男女らはどんな経緯で「親友」と呼べるまでの関係を築いたんでしょうか。ヒトメボ読者の声を集めました。
「労働環境が散々な職場で、日頃の鬱憤を晴らすために飲み会をよくしていました。いつしかなんでも知る仲になり、10年経つ今でもそれぞれ違う境遇だけどたまに会って悩みを共有しあっています。お互いの結婚式には、母のように心配してくれたり楽しみにしてくれたり…。そんな雰囲気が自然と滲み出ていて良い友達に出会えたと思いましたね。毎日一緒に仕事をして、同じ時間を共有できたことで絆も高まるのだな…と思いました」(神奈川・32歳女性)
「お互い医療関係者で、専門が同じため一緒に学会に参加していました。それぞれの立場から勉強したことを話し合ったりしたことがきっかけです」(滋賀・38歳女性)
「バスケしたり飲みに行ったり、恋愛相談やらなんやら色々と話すうちに先輩後輩を飛び越えて何でも言える仲になりました」(島根・26歳男性)
「新人の頃、仮病で新人懇親会を断って近所の雀荘にいったら、同僚が一人だけいたんです。『俺らの評判めちゃくちゃ悪いらしいね?』って話で盛り上がってから早10年。転勤を繰り返し、今はお互いそこそこの立場になりました」(大阪・34歳男性)
もっとも多かったのが、職場の同僚や先輩、後輩などの関係から親友に発展するという答えでした。エピソードを見ると「飲み会で話が合った」、「偶然に出会った」など、何かしらのきっかけがあって、親友になっていくようですね。一緒に過ごす時間の長さや共通の話題の多さも、会社の同僚が親友に発展しやすい要因だと考えられます。
一方、プライベートでの出会いから親友になった人たちはどうでしょうか。
「社会人になってから、夢を捨てきれずスノボをやるために住み込みでリゾートバイトをしたんです。寮生活で半年一緒に生活するうちに何でも話せる大切な友達ができました。3年たった今でも縁は切れていません」(静岡・27歳女性)
「毎晩のように行っていた近所のBARで出会いました。お互いマンガが好きってことで、盛り上がったのがきっかけです。最初はBARで一緒に飲むくらいだったんですが、家が近所ってこともあって、最近は家を行き来するほどの仲になりました」(東京・30歳男性)
「ある講座に通っていたときに、音楽や映画などですごく気が合う人がいて、よく2人で飲みに行ってました。ある日、自分がクラブに行ったときに、偶然にその友達に会ったんですよ。自分はそこに行くの初めてだったし、向こうも滅多に来ないと…。お互い運命的なものを感じてしまって、それ以来さらに仲良くなりましたね」(神奈川・32歳男性)
「ランニング仲間を集めた飲み会で出会った子が、偶然同じマラソン大会に出ることがわかったんです。『一緒にがんばろう』ってことで、大会まで毎週末一緒に走りました。朝早くから走ってたので、休みの日の朝はその子の電話で起きることが多く、一気に距離が縮まりました」(東京・28歳女性)
「最初は友達の友達として知り合ったんですが、何度か遊ぶうちに食事やお酒の好みが合い、好きなお店やノリが似ていて次第にふたりで遊ぶことが増えました。カラオケでも、同年代が知らないマイナーな懐メロで盛り上がったり、びっくりするほどウマが合った。洋服の趣味まで似ていて、偶然オソロになることもしばしば…。前世は双子だったんじゃないかと思うほど! 23歳で知り合い、付き合いも8年経過しました」(東京・女性31歳)
趣味や通っているお店が同じなど、何かしらの共通項があるようですね。会社と違って、毎日顔を合わせることが難しいプライベートでの出会いですが、講座での資格取得やマラソン大会に向けての練習など、半強制的に短いスパンで何度も会う時期があると、親友に発展しやすいのかも。
どうやら大人になってから親友を作るためには、一緒にいる時間の長さや目的の共有などが重要なようです。大人になったら、親友はできないと思っているアナタ! 「そういえばいつもアイツと一緒にいるなぁ」と思い浮かんだ相手が、未来の親友候補かもしれませんよ。
(船山壮太/verb)
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