見栄っ張りはダメ！ 「お金持ち」と「エセ金持ち」の見極め方

　女性の気を惹くために、タワーマンションに住んでいることを自慢したり、高級車に乗ってみたりするなど、お金持ちアピールをしてしまう男性、周りにいませんか？ 本当の話ならばまだいいけれど、嘘をつかれるのは気持ちいいものではありませんよね。職業柄、男性の「見栄」をたくさん見てきた女性たちに、「本当のお金持ち」と「エセ金持ち」の特徴について、聞いてみました。

見た目や持ち物は……？

「髪を茶色や金髪に染めている人で、本当にお金持ちな人は見たことがないです」（26歳・ホステス）

「お金持ちの男性は、なぜかみんな眉毛が太くてしっかりしている。ペンシルで描いて太くしている人や、メイクタトゥーをしている人もいました」（25歳・会社経営）

「お金持ちは、一見質素に見えるものでも本当に価値のあるものを選んで身につける。エセの人は、ブランド物とか派手そうなものならOK」（27歳・モデル）

「痛客（エセ金持ちを、当時はこう呼んでました）は、アルマーニのスーツ着て、とんがった靴を履いて、ロレックス！ みたいな人が多かったです。一時期のベンチャー若手社長の影響か、足元はビーサンでヴィトンのセカンドバッグを持っている人も要注意。一方でお金持ちな人は、『イタリアに行ったときZARAで買った』とか、そんなに高くないシンプルな服をさらっと着こなしている」（26歳・元ホステス）

「男性は女性ほどファッションに興味がないので、服がファストファッションブランドだからってお金がない、ということはないです。見るべきは嗜好品。タバコを吸う人の場合、最近の値上がりでランクを落としている人は、自由に使えるお金のない人」（30歳・元モデル）

「お金を持っている人には特有の清潔感がある。奥様がしっかりしているのかな？って思います」（30歳・客室乗務員）

「若いうちから実印を持っている男の子は家がお金持ちな可能性が高い！」（28歳・元キャバ嬢）

　男性は服装や持ち物では判断できないという女性は多い様子。それにしても、「ねぇ、実印持ってる？」なんてこと、なかなか聞けないですよね。

仕草や内面は……？

「社名や仕事の大きさを自慢してくる人は、その人自体は無能なことが多い。今は収入があっても、年を取ったらリストラ候補になるのでは？ と思っちゃいます」（33歳・元ホステス）

「お金持ちの男性は、お財布の札入れと小銭入れを別々にしていることが多いように思います。お金を大切に扱っているからなのかも」（30歳・飲食店経営）

「お金持ちな人は、税金や株のことなど経済に詳しい。お金があることをアピールするくせに、経済に関する知識がない人は怪しいですね」（27歳・モデル）

「アウトドア系の趣味はお金がかかるので、比較的お金持ちな人が多いと思います」（28歳・元キャバ嬢）

「エセの人は、お金を持っている風を装うくせに、なぜかお金持ちに対して否定的（笑）。『貧乏が美徳』『金持ちは悪徳』と思っているんだと思います。お金持ちな人は、『お金持ちには、それ相応の苦労や努力がある』と知っています」（27歳・客室乗務員）

　苦労して財を成した人は、それだけお金の大切さを知っているのかもしれません。

女性の口説き方は……？

「精神論で口説いてくる男の人は、見栄っ張り。愚痴が混じることも多くて、一見お金を持っているように見えてもそうでないし、付き合ってみるとケチ」（33歳・元ホステス）

「お金を持っている男性の方が、初回のデートはあえて割り勘だったりする。『奢ってもらって当然！』みたいな女が周りに多いから、あえて割り勘にして反応を見ているのかも？」（30歳・元モデル）

「お金持ちな人は、美人の前で卑屈にならない。見栄っ張りなだけの人は、『どうせ金かかるんだろう？』なんて陰口を叩く」（26歳・モデル）

「椅子に浅く座って、自分の話ばかりする人は、お金が持っているように見せていてもエセ。お金持ちな人は余裕があるように感じる」（25歳・ホステス）

「割り勘＝お金がない」「奢ってくれる＝お金持ち」ではないようです。

　意見を集めているうちに、「本当のお金持ち」と「エセ金持ち」の違いではなく、「誠実な人」と「そうでない人」の違いを見極める方法を聞いている気分になりました。「現在お金があるかどうかに関わらず、将来性がある人には必ず誠実さがある」（30歳・元モデル）と話す女性も。当たり前のことですが、「お金持ちアピール」は、その場での人気は集められても、長い人間関係にはつながらないようです。あなたの周囲にいるお金持ちは、これらの特徴に当てはまりますか？

(小川たまか/プレスラボ)

初出 2012/9/3