ヒトメボ

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 SNSの投稿には個人の考えや心境が綴られていることがあります。読んでて「へえ、この人は普段こんなことを考えているのか」とか「こんな性格だったんだ」という気にさせられるものですが、なかには誰かに当てつけたであろうコワい投稿も……。そこで、いくら知り合いでも引いてしまう「SNSで見かけた恨み節」について聞いてみました。

人の男に手を出すなんて最低。まじ死んでほしい

「自分の彼氏に女友達が連絡したことがわかって、『てゆーか人の男に手を出すなんて最低。まじ死んでほしい。私自身超落ちてる』とか投稿している女性。周りからは『ひどいね』と同情を買って味方を作ってる。嫌なことがあって味方がほしいのはわかるけど、言い方がキツいと同情する気も薄れてしまう。怒りなら共感できる部分もあるけど、憎悪まで行くとこちらは引くしかない」(千葉・31歳男性)

 「死んでほしい」は、口に出しても、文字で目にしてもどぎつい言葉。不特定多数の人が目にするSNSでは特に控えたほうが良いですね。

もう死んでも誰も悲しまないよね

「Twitterに『なんであたし生きてるんだろう』とか『もう死んでも誰も悲しまないよね』とかの鬱ツイートを連投。『人ってそんな簡単に裏切れるものなの?』とか『“守りたい”って、できないなら最初から言わないでほしい』とか、具体的なことはわからないけど、なんとなく『ああ、彼氏となんかあったのかな』っていうのだけ想像できる。読まされるこっちも気分が滅入ってくるから勘弁してほしい」(東京・22歳女性)

 死をちらつかせるつぶやきは、読む人の胃をキューッと締め上げます。そんなにしんどいならはやく別れたらいいのに、と思っちゃいそうですが、彼女にしてみればスパッと別れる決心ができないところにまたつらさの源があったりで、恨み言を投稿することで心のバランスを取っているという部分もきっとあるでしょう。

人の断捨離ができた。最高

「女友達とうまくいかなくなって縁が切れたあとに、『3ヵ月前まで私の周りにはつまんない女しかいなかった。自分もつまんない女だったからしょうがない。今はくだらないやつらが周囲にいなくなって人の断捨離ができた。最高』と当てつけていた。怖すぎる」(東京・30歳女性)

 当て付けを公開している時点で当人の余裕のなさが伝わってくるのですが、当人は恨みを綴るのに全力なので、そのあたりのことには気づいていません。ここにSNSで見かける恨み節のコワさの真髄があります。

ウケんだけどwこんなやつらシカトしよ。

「知り合い女子が、自分と彼氏のラブラブなプリクラを投稿したら『自分らの顔晒すとかまじキモい』というリプが。『かわいいから嫉妬してんでしょww自分も顔晒せるなら晒したら?』と返して、さらにそのあと批判のリプをスクショして、『ウケんだけどwこんなやつらシカトしよ。相手してほしいみたいだけどw』と戦っているのを見て、一連の感じが怖かった。第三者を巻き込もうとしないでほしいし、スクショまで撮るとか…」(埼玉・25歳女性)

 草(「w」)の多用は煽ってる姿勢をさらに鮮明にします。その根っこにある怒りを思うと…いやはやおそろしいです。

 SNSでの恨み節は、顔が直に見えない分だけ怖さが増しているような気がします。とはいえ、人の投稿ばかり気にして、自分がいつの間にかコワい恨み言を吐いていた、なんてことにならないように気をつけたいものですね。

(藤井弘美+プレスラボ)
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藤井弘美+プレスラボ

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