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2019.01.19
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2019.01.19
小学生は柔軟な発想力をもって、身近なモノを本来の用途とは違う使い方で遊び道具にしてしまうものです。小学校時代にあえて間違った使い方をしていたモノについて、ヒトメボ読者に聞いてみました。
「机の上をステージにして、自分の消しゴムを親指と中指で弾き飛ばし、敵の消しゴムに命中させて机から落とすゲームを休憩のときにやってました。ステージを変えて椅子の上とかでプレイしたりしましたが、ある日、友達が重量級のでかい消しゴムを用意してきて...。上手くぶつけてもビクともしませんでした。笑」(神奈川県 男性 22歳)
「休み時間に消しピンで遊ぶため、消しゴムに画鋲を刺して滑りを良くし攻撃型に。また、逆にゴムを付けて摩擦係数を上げ耐久型にしたり、と好き勝手にカスタマイズ。スピンやバク転などの技を出すのも楽しかったけど改造も面白かった」(東京都 男性 21歳)
消しゴムをおはじきの様にして遊ぶ消しピン。消しゴムを改良するのも楽しみのひとつだったようで、攻撃に特化した消しゴムを作るか、反対に防御に重きを置いた改造にするか、真剣に取り組んだ子どもも少なくないようです。
「リコーダーをバトンに見立てて、首や腕に沿わせてくるくると回したり片手でペン回しの要領で回転させて遊びました。リコーダーを何回も床に落とした記憶があります。ある時、派手に落としてリコーダーを破損してしまい、吹いても音が出なくなりました」(群馬県 男性 39歳)
バトンは、バトントワリングに用いられる円柱状の形状をした鉄の棒。楽器のリコーダーは長さといい、形といい、バトンの代わりに最適だったようです。
「牛乳ビンのフタを何枚か机に並べてめんこの代わりにして遊びました。狙っためんこが上手くひっくり返ると嬉しいし、投げ方次第でめんこの下に潜り込ませたり、机から追い出せるので、必殺フォームを見つけるために色々と試行錯誤してました」(北海道 28歳 男性)
投げられた時の風圧で裏返したり飛ばしたりするめんこ。ただ力強く投げるのではなく、コントロールと角度を工夫することが重要だそうです。
「床に鉛筆10本を逆三角形に並べて、ボーリングのピンにしました。ピンめがけて、ガムテープや両面テープの芯を転がして倒れた本数を競いました。径が小さい芯だと途中で進路が曲がったり力加減をミスると止まってしまうので案外難しかった」(鳥取県 26歳 男性)
コロコロと転がるテープの芯をボールにして教室でボーリング大会。ストライクが出ると本物のボーリングのように快感です。
「給食に出てくる紙パック牛乳のストローを使って、吹き矢遊びをしました。ストローの先端に小さな紙を糊もしくはセロハンテープで固定した後、反対側から息を吹き、自分の紙を机の上に乗せるんです。風の抵抗を小さくするため、紙に羽をつけたりストローの先に消しカスを詰めて工夫して飛ばす友達もいました」(長野県 23歳 男性)
こちらもなかなかにテクニックが必要な遊びです。もともとあるものをそのまま使うだけでなく手を加えて遊びの道具にしてしまうところが、遊びにかける小学生の熱量を感じさせます。
休み時間の小学生たちは、様々な代用品を使って、大人ではなかなか考えつかないような遊びをしていましたよね。みなさんは小学生の頃、どんな風に「使い方を間違えて」いましたか?
(サンマ雲)
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