ヒトメボ

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小学生時代、仲のよい友達とワイワイ騒ぎたいときや、自由な行動をとりたいときに、「先生って融通がきかないなあ……」と思うこともありましたよね。小学生の頃、先生に対して融通がきかないなと感じた経験についてヒトメボ読者に聞いてみました。

道順を遵守させられる

「遠足の帰り道で自分の家の前を通って学校へ帰ることになり、『そのまま帰りたい』と先生に言っても、先生はOKしてくれなかった」(千葉県・27歳・男性)

「小学生のとき、劇を観に市民会館へ行ったり、社会科見学で近くの工場へ見学に行ったとき、行きも帰りも同じ道を歩かなければならなかった。近道もあるし、行きも帰りも違う道の方が楽しいのに……?」(静岡県・39歳女性)

安全のためには仕方がないきまりですが、子どもにとっては融通がきかないように感じるもの。遠足の帰り道に自分の家があれば、もう玄関に入りたいと思っても無理はないですよね。

名前がないとテストを0点にされる

「答案用紙に名前を書き忘れて、テストが0点になったことがあった(涙)。テストは全問正解だったのに……」(大分県・32歳男性)

「クラスでお調子者のTくんが、テストの氏名の欄に自分のあだ名を書いて、0点になったことがあった。先生もTくんのあだ名を知っているのにな、と思ったけど、全員があだ名で名前を書くようになったら大変だから、仕方ないのかな」(愛知県・23歳女性)

「テストはまず名前から」とわかっていても、そそっかしい小学生は書き忘れてしまうこともあります。子どもからすると、せっかくいい点をとったテストなんだから、多少は大目に見てほしいといったところでしょうか。

移動のときに必ず整列させられる

「音楽室で授業があったあとに、体育館へ全校児童が集まらなければならないときがあった。一回、教室に戻って整列してから体育館へ移動するのは、正直面倒くさいと思った」(山口県・34歳女性)

「避難訓練のとき、教室の横の廊下に男女一列に身長の順に並んでから、校庭に避難した。きちんと整列して移動するより、すぐ校庭に行った方が早く避難できるんじゃないの?」(神奈川県・22歳男性)

全校集会や避難訓練など、教室の横の廊下に一列に並んで移動することがよくありませんでしたか? 直接体育館や校庭に行った方が早いのに……と小学生は思ってしまいますが、先生にとっては点呼までがお仕事です。

文房具に厳しい決まりがある

「小学校ではシャーペンが禁止だった。『シャーペンは中学生以上のお兄さん・お姉さんがつかうもの』というイメージで憧れた。早くシャーペンを使いたかったなあ……」(宮崎県・25歳女性)

「小学校入学時に鉛筆の濃さは2Bだと指定された。国語の作文の時間、右から縦に書いていくとノートが手でこすれて、真っ黒になった思い出がある」(高知県・21歳男性)

小学生は筆圧が弱いのでシャーペンを禁止している学校も多いようです。また、文字が濃く書ける2Bの鉛筆を指定されることも。シャーペンに憧れる小学生の気持ちは、今思えばかわいいですね。

ボールを蹴るのを禁止される

「『サッカーボール以外のボールは蹴ってはいけない』と先生に言われていた。でも、体育館の中でサッカーをしたかったので、サッカーボールのかわりにもう処分される古いドッジボールを使ったら、それでも先生に叱られた」(和歌山県・36歳男性)

ドッジボールやバスケットボールのボールを蹴ったら傷んでしまいますし、体育館の中でボールを蹴るのも危ないもの。処分されるボールを使うというところまでは配慮したようですが、小学校の先生はしっかり見ています。

小学生にとっては「これくらい大目に見てよ~」と思う行動も、先生たちからすれば、きちんと正してもらわなければならないことも。とはいえ、いつの時代も子どもは大人の指導に対し、「融通がきかない!」と思ってしまうものなのかもしれませんね。

(大象みか/雨輝)
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