ヒトメボ

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ファミコン本体とゲームカセットの接触が悪いと、画面自体が映らなかったり、乱れて映ったりしたもの。そんなときは、接触を良くするためにさまざまなことを試しました。今回は、そんな「ファミコンソフトの接触を良くするために実践していた工夫」をヒトメボ読者に聞いてみました。

カセットを浅く差す

「カセットを下まで完全に差し込まず、浅く差すとちゃんと映った」(栃木県・43歳男性)

「マッピーがうまく映らなかったときは、浅めにカセットを差し込むときれいに映ったのでいつも実践していた」(愛知県・45歳男性)

しっかりと差し込むよりも、浅く差し込むことでなぜか映るケースがありました。一度差し込んでからイジェクトレバーをゆっくり押して「浅差し」にする人もいましたね。

カセットとイジェクトレバーとの間に別のカセットを挟む

「カセットを差し込んだ状態で、そのカセットと本体のイジェクトレバーの間に別のソフトを挟むこと」(千葉県・41歳男性)

「別のカセットをカセット取り出しレバーの間に挟む。差し込んでいるカセットが後ろに押されるので、接触が良くなった」(島根県・38歳男性)

これは実践していた人が多い方法でしょう。カセットとイジェクトレバーの間のスペースが、ちょうどうまい具合にファミコンカセットのサイズでしたよね。

カセットの片側を軽く引き抜く

「カセットを差し込んだ後に、片側を軽く引き抜くようにする」(東京都・40歳男性)

「一度差し込んだカセットの片側を手で引っ張って軽く引き抜くと、なぜか画面がちゃんと映った」(香川県・37歳男性)

やや強引な方法ですが、これも意外と多くの子どもが実践していたことです。ただ、どのくらい引き抜けばいいかの具合が難しいため、抜きすぎてうまく映らなかったことも多かったですよね。

紙を挟む

「差し込み口と差し込んだカセットとの隙間に、折りたたんだ紙を挟んでいました。映ったり映らなかったりしたから効果があったのかは不明です」(茨城県・41歳女性)

「友達に教えてもらって、カセットと本体の隙間部分に紙をねじこんでいた」(東京都・37歳男性)

隙間に紙を差し込んで圧迫し、端子同士を強く接触させる、という方法です。紙を順に厚くしていって映り具合を確かめたりもしましたね。ちなみに筆者は必要なくなったはがきを差し込んで調節していました。

上から強く押さえる

「とにかく上から手で押さえつけながら電源を入れていました」(静岡県・43歳男性)

「上から体重を掛けて押さえつけていた。よく壊れなかったと今さらながら思う」(東京都・39歳男性)

強引な手段ですが、意外と効果が高かった方法です。人によって手で押さえつけながら電源を入れるパターンと、押さえた手を離してから電源を入れるパターンがありました。強く体重を掛ける子もいたので、確かによく壊れなかったと思ってしまいますね。

ファミコンソフトの接触が悪いのは日常茶飯事。そのため、当時の子どもたちはなんとかゲームをしようと、さまざまな方法を試しました。今と比べて不便なことは多くありましたが、それゆえにゲームに夢中になれたのかもしれませんね。

(中田ボンベ@dcp)
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ライター

中田ボンベ@dcp

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