晩酌、

レンタルビデオ屋ののれんの向こう側……

大人になったら体験しようと決めていたこと

学生の頃、早く大人になりたいと思っていた人は多いのではないでしょうか？ 当時は大人の様々な姿に憧れ、「大人になったらあれをやりたい！」と想像に胸膨らませていたものですよね。学生時代、大人になったら体験しようと決めていたことについて、ヒトメボ読者に聞いてみました。

ひとりご飯

「学生のときはぼっちと思われるのが嫌で友達と外食してましたが、正直面倒だと思うこともありました。大人になったら他人を気にせず一人飯するぞと考えていて、実際に今は好きなタイミングで好きな店に食べに行っています。正直ひとりで食べるほうが楽だったりしますよね」（東京／31歳男性）

「ひとりで小洒落たカフェのカウンター席でランチを食べる女性に憧れがあって、社会人になったらやりたいと思っていました。知り合いだらけの学食とは違う、静かなカフェで自然にランチできるようになったときに、大人の女になった気分になりました（笑）」（福岡／23歳女性）

ひとりで外食するようになると、大人になったなと感じますよね。学生時代のみんなとのわいわいした食事も悪くないですが、ひとりご飯には「働く大人の証」を感じる人も少なくないようです。

ビール飲んだときのリアクション

「うまそうにビールを飲むCMを見て、大人になったらやりたいなって思ってました。実際は”くぅ～！”となるほど美味しくはなかったですけど」（香川／25歳男性）

「家族が誰もお酒を飲まないので、ビールに対して謎の憧れがありました。初めての会社の飲み会のとき、ビールを頼んだ上司の”くぅ～！”姿を期待してたのですが、普通の顔で飲んでいて、こんなもんか、ってちょっとがっかり。自分が成人して初めて飲んだときも、不味いわけではないけどそこまでリアクションが取れませんでした」（岩手／21歳女性）

ビールのCMを見て、子ども時代は「どんな美味しい飲み物なんだろう！」と期待して早く飲んでみたいと思っていた人もいるかもしれませんね。仕事終わりの身体を癒やしてくれるお酒ではありますが、子ども時代に想像していた味とは、たしかに少し違う気がします。

自宅での晩酌

「父が自宅で飲んでいる姿が何故かうらやましくて、社会人になったら家で晩酌してみようと決めてました。今はもう習慣です」（兵庫／30歳男性）

「昔、父親に毎日お酒を飲む必要があるのか尋ねた時に”これが最高なんだよ”と言われて、不思議に思いつつ、大人の男って感じがして羨ましく思ってました。僕は父親と違ってあまりお酒に強くない体質みたいなので、大人になった今でも毎日飲むようなことはないですが」（大阪府／34歳男性）

親の晩酌姿を見て憧れた人もいるようです。飲み過ぎには気をつけましょう。

レンタルビデオ店ののれんの向こう

「OKな年齢になったら、TSUTAYAののれんの向こう側は絶対に潜入してやろうと思ってました。初めて決行したときは、興奮というより緊張しましたが（笑）。小心者なので、通路に誰もいない瞬間を狙って出たのをなんとなく覚えています」（埼玉／28歳男性）

「レンタルショップののれんの向こうに何があるのかは中学生の時には知ってましたが、周りのヤンチャな奴らと違って、当時はのれんのある辺りに近づく勇気もありませんでした。早く大人になって堂々とのれんをくぐりたかったですね（笑）。ちなみに、初めて借りた時は普通の映画DVDに挟んで借りました。達成感やばかったです」（福岡／29歳男性）

多くの男性にとっては、大人と子どもの境界線のひとつかもしれません。もっとも、大人になっていても、初めてのれんをくぐったときは緊張した人も多かったようです。

子どもの頃に出来なかったことが、大人になってできるようになるのは嬉しいことですが、実際にやってみると、未知のことに対するあの時のワクワク感を二度と味わうことはないんだなという寂しさも感じますね。もしかすると、それが大人になるということなのかもしれませんが……。大人になったらやろうと思っていたこと、みなさんにはありましたか？

(イワハシ/雨輝)