ヒトメボ

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子どもとしては、父親はいつでもカッコよくあってほしいですよね。当人としても〝なんでもできる父親〟でいたいのはもちろんですが、とはいえ人間、失敗したり苦手なこともあります……。今回は、子どもの頃に父親にもできないことがあると知ったエピソードについて、ヒトメボ読者に聞いてみました。

キャンプで火起こしに手こずる

「小学校2年生のとき初めて家族でキャンプに行きました。『未経験だけど大丈夫でしょ』と堂々とした様子の父がやけにカッコよく見えたんですけど、早速テントの立て方がわからず悪戦苦闘……。追い詰められた父の焦った表情がいまだに忘れられません」(埼玉・24歳男性)

「夏休みに友だちの家族と大人数でキャンプに行ったとき、僕の父が大人代表で火起こし担当みたいになりました。父は着火させる道具を目の前に興奮する僕や友だちを制しながら『よく見ておけよ』と言って見本をみせてくれようとしました。 それから固唾を呑んで見守ること約15分……火は起こせず、友だちのお父さんにつけてもらいました。父は『逆風が……』とかなんとか言ってたけど、どうやら薪の並べ方がダメだったみたいです……」(宮城・27歳男性)

アウトドアシーンは父親の見せ場が満載!……なはずでは? 切なすぎます。

運動会で脚が遅い

「私の学校では父親の徒競争が運動会の恒例だったんですけど、うちの父、明らかにフォームがおかしくて、周りの子もクスクス笑ってました。結果は圧倒的な差をつけてビリでした(汗)。あれは本当に恥ずかしかった……」(京都・26歳女性)

日頃運動不足の父親にとって、運動会は過酷な試練。バッチリ決めればかなりかっこいいのですが……。

鶏肉と牛肉の違いがわからない

「妹の高校を卒業して上京する前夜、父が家族を外食に連れて行ってくれました。父なりに娘の旅立ちを祝おうと、いつになく少し高級なフレンチに連れて行ってくれたんですけど、明らかに先陣を切って緊張しまくる父親……。おぼつかない手つきでフォークとナイフを扱いながら、料理が運ばれてきたとき、店員さんにこなれたふりをして『このチキン、身が締まっていてすごく美味しいです』と話しかけたんです。すると店員さんは少し考えながら答えました。『……ありがとうございます! そうですね、身が締まっていて、まるでチキンみたいなビーフですよね!』店員さんの言葉を聞いて顔を真っ赤にする父親。カッコつかなかったけど、母も妹もみんな笑顔になりました」(宮城・27歳男性)

鶏肉と牛肉の違いがわからず、店員にフォローされたエピソード。笑いのネタにはなりましたが、「お父さんしっかりして……」となりますよね。

バック駐車ができない

「狭い駐車場だったのですが、運転していた父がバック駐車で何度切り返しても入らず、母が代わりに入れたことがあります。父の弱みを見たことがなかったから衝撃だった」(東京・29歳男性)

運転に関しては母親のほうが得意だったようですね。

人生経験を積むに連れ、父親もひとりの人間だと徐々に理解していくもの。「お父さんは何でもできる!」という幻想が崩壊した経験、みなさんにはありますか?

(坂井あやの/verb)
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ライター

坂井あやの

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