ヒトメボ

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オノマトペとは、擬音語や擬態語の総称のこと。マンガでよく目にする技法ですが、作品によっては馴染みの薄い独創的な表現もありますよね。オノマトペとともに特定のシーンが強く記憶に残っているという人も少なくないのでは? マンガで見かけた独特なオノマトペについて、ヒトメボ読者に聞いてみました。

「ナポ…」バキ

「バキの独特な咀嚼音の中でも特に異質ですね。後のコマで口いっぱいに肉が含まれているので、肉を口に入れた後に口を閉じたときに唇が合わさった音という結論に落ち着きました」(長崎/32歳男性)

「自分の推測では”ナ”で肉を口に含み、”ポ…”がフォークを勢いよく口から出したときの音だと思っています。そうだとしても独特すぎですが」(青森/26歳男性)

刃牙シリーズは豪快に食べているような咀嚼音が多く、独特なんだけど不思議と美味しそうに見えるんですよね。食事シーンは下手すればグルメ漫画より腹が減ります。

「グワァラゴワガキーン」ドカベン

「金属バットじゃないとこんな音はでないと野球部のやつが言ってましたけど、金属バットがひしゃげるレベルで打たないと出ない気がします」(大阪/31歳男性)

「岩鬼のスイングスピードが早すぎて、インパクトの瞬間バットが軋んでしまう音が入っているのかなと思います」(熊本/30歳男性)

岩鬼の真似して、草野球の時に口で「グワァラゴワガキーン」と言いながらフルスイングしたり口に草を咥えたりした人も多いのではないでしょうか? 独特な音ですが、とんでもない迫力でスイングしていることが伝わりますね。

「にょんたか」さよなら絶望先生

「久米田作品の擬音は割りと理解しやすいものが多いですが、これだけは本当に謎です。どこから推測すればいいのかさえわかりません」(東京/26歳男性)

「媚びたりするときに使われるので何となく可愛さアピールしたオノマトペだと思いますが、どうやってこういう風になるのかは私の頭では想像できません」(山口/25歳女性)

「さよなら絶望先生」の作者である久米田先生のマンガはポップで可愛らしいオノマトペが特徴的なものが多いですね。よくわかんないけど癖になるワードセンス…

「メメタァ」ジョジョの奇妙な冒険

「岩を殴って出る音ではないのですが、ジョジョのオノマトペに難癖をつけるのはもはや失礼レベルです」(兵庫/29歳男性)

「波紋を使えないので検証はできないのですが、水を思いっきり岩に当てると近い音が出る気がします」(和歌山/25歳男性)

独特なオノマトペの宝庫といえばジョジョですね。ゴゴゴ…やドドド…などの定番や、キスの時の「ズキュウゥゥン」など、もはやジョジョ語といっても良いレベル。

「ジダンッ」宇宙兄弟

「頭突きの体勢から見ても1回踏み込んでからの頭突きなのでこんな音になったのだと思ってますが、完全にこれはW杯のジダン頭突き事件が元ネタですね」(北海道/29歳男性)

「一発でジダンネタだとわかって爆笑しました。ストレートな擬音ですが、ちゃんと頭突きの音に聞こえますよね」(新潟/28歳男性)

2006年W杯でのジダンの頭突きをネタにしたオノマトペですが、ちゃんと頭突きの音にも聞こえるので素晴らしいですね。他にもズボンを履く時が「ズボンッ」だったり、シャワーの音が「シャワァァァァ」だったり、モノの名前をオノマトペにしたダジャレが目立ちます。。

独特なオノマトペはそのマンガの味でもあります。どうやってそんな音を出しているのか推測するのも一種の楽しみ方かもしれません。あなたはマンガのどんなオノマトペが記憶に残っていますか?

(イワハシ/雨輝)
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