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2018.09.22
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1995年から2013年にかけて『週刊ヤングマガジン』で連載された『頭文字D』。公道レースに挑む走り屋の姿を描いた当作ですが、漫画やゲームを通して、それまで車への関心が薄かった層も取り込み大ヒットしました。それだけに、頭文字Dを通して自動車の知識を得た人は少なくないはず。頭文字Dで覚えた自動車のうんちくについて、ヒトメボ読者に聞いてみました。
「渉さんとのバトルで初めてドッカンターボを知って、急に過給圧が上がるなどの豆知識を学んだ」(大阪府・37歳男性)
「『急にターボが効いてどこに進むか見当が付かない』とあったので、ドッカンターボって危ないんだと知った」(千葉県・36歳男性)
作中でもドライバーが慌ただしく修正舵を切っていましたし、「非常に扱いにくい」という印象を持った人が多かったのではないでしょうか。このくだりを読んで、「ドッカンターボはやめた方がいいんだぜ〜」とうんちくを披露する人が増えましたね。
「あの嫌味な先輩の『4WDは雪道に強い』のせりふは今でも覚えています」(東京都・38歳男性)
「『4WDは雪道に強い』という知識。ただ、4WDが何かを知らなかったので4WDという名前の車が雪道に強いのだと思っていた」(奈良県・35歳女性)
「4WD(四輪駆動)は雪道でも滑らずに走れる」ということを、拓海のサッカー部時代の先輩・御木が言っていました。4WDが雪道に適しているのは正しいのですが、拓海の乗る2WD(二輪駆動)の車に追いつかれたので、説得力はありませんでしたね。
「登場キャラクターが車の名前を型式番号で呼んでいたので、車に詳しい人はみんなそうするもんだと学んだ」(東京都・38歳男性)
「AE86とかS13とかFC3Sとか、とにかく型式番号を覚えた」(茨城県・36歳男性)
トレノを「AE86」、シビックを「EG6」など、型式番号で呼ぶのは格好良かったですよね。影響を受けた人も多いでしょう。車だけでなく、「SR20」「RB26DETT」などエンジンの形式を覚えた人も多くいましたね。
「シルビアS13と180SXが姉妹車で、シルビアと180SX(ワンエイティ)を合体させた車が『シルエイティ』という名前だということ」(静岡県・40歳男性)
「シルビアS13と180SXは基本構造が一緒で、S13のフロント部分と180SXのリア部分がきれいにくっつくのを知った」(埼玉県・37歳男性)
真子と沙雪コンビとのバトルで、シルエイティという名前を初めて知った人も多いのではないでしょうか。ツウの間では、「顔面スワップ」の代表例として知られているようです。
「MRの車はエンジンが車の中心に近いからコーナリングに優れていること」(東京都・35歳男性)
「SW20が出てきたときにミッドシップ車の利点を覚えた」(山梨県・35歳男性)
ここのくだりで車の駆動方式について知った人も多いかも知れませんね。池谷先輩が話した「F1も全部ミッドシップのレイアウト」という豆知識も、勉強になったでしょう。
『頭文字D』には、溝落としや側溝のショートカット、ダウンヒルでのジャンプなど、実際にはできないようなテクニックが数多く登場し、そのたびに物議を醸したものです。しかし、勉強になる車に関するうんちくが数多く盛り込まれていたのは確かです。この作品でいろんな車の知識を得て、車自体に興味を持った人もいるかもしれませんね。
(中田ボンベ@dcp)
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