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2018.09.08
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2018.09.08
学生時代に漫画やアニメの影響で、部活を選んだという人は多いと思いますが、大人気バスケ漫画『スラムダンク』の影響でバスケ部を選んだ人は少なくないかと思います。ただ、理想と現実にはギャップがあるようで……。『スラムダンク』に影響を受けて入ったバスケ部で感じたことについて、ヒトメボ読者に聞いてみました。
「自分の高校時代は、バスケ部の人気が絶頂期だったので、名門でもないのに入部希望者が50人と海南のようでした。レギュラーはおろか、ベンチ入りも難しそうだったのですぐに入部を諦めました。熱心に誘ってくれた友達も半年待たずにドロップアウトしてましたし……。」(千葉/35歳男性)
人気があると、やりたい人も増加しますしね。バスケはレギュラー5人。交代要員もせいぜい10人くらいなので、一学年50人もいたらよほどうまくないと厳しいですね。
「海南の神のエピソードを見て、毎日スリーの練習をしたけど、あんな入らない……。試合で外しすぎて交代させられた」(千葉県/32歳男性)
作中はほぼ百発百中でしたが、現実にはNBAのトッププロでも5割入らないんですよね。作中そこら辺にもうちょっと触れてくれていれば、悲しきスリーポインターは誕生しなかったかも?
「当時バスケ部に好きな人がいたけど、選手個人をチア姿で応援するなんてできなかった……。流川親衛隊の行動力はすごいと思いました」(神奈川県/35歳女性)
漫画やアニメの女子は、好きな主人公にとても積極的ですが、実際はそんなことないですよね。チアリーディング部のある学校もそんなに多くはないですし。
「湘北バスケ部は最初弱小だったのに体育館を占拠してたけど、ウチの学校は体育館を使う競技が多かったので練習は学校外の施設を使ってた。安西先生の政治力……なんだろうか? 施設まで遠かったのがキツかった」(埼玉県/30歳男性)
バレーやバトミントン、卓球なんかも体育館競技ですから、基本持ち回りですよね。公共の体育館を借りるなど、別施設での練習がメインになりそうです。田舎だと、学校と施設の距離も遠いですから。都会だと、逆に学校に比べて公共の施設が足りないという……。
「体育館でやるスポーツなので、花道じゃないけど終わるたびユニホームは絞れるほどに汗だく。なのでとにかく部室が臭い! 漫画じゃ匂いまでは伝わらない……。あと中学生男子はワキに案外デリケートなので、試合でさらすのは恥ずかしかった」(静岡県/33歳男性)
思春期の男子が何十人もせまい部室で着替えたらそりゃ臭いですね。洗濯洗剤や消臭剤のCMでもつるし上げられていますから。体毛問題は中学男子には個人差がありすぎて、デリケートにならざるを得ませんね。
「あんまり強いチームじゃなかったので、学校では影が薄くて初期の小暮くんの嘆きはよくわかった……。でも球技大会がバスケになったときはヒーローになるチャンス! と思っていたんだけど、中学生くらいだとバスケ部以外でもバスケのうまいヤツが多くてむしろ引き立て役に……」(栃木県/38歳男性)
何部であろうが、結局運動能力とセンスで覆されるのがスポーツですしね。でも世間の目は、『バスケ部がバスケで負けるとは何事だ!』ですから大変です。
「スラムダンク熱は男子よりも女子に火がつき、ウチの地区では無敵の強さに。地方予選は問題なく勝ちあがる豊玉高校のようでした。一方男子は弱小だったので、学校では肩身が狭かった……」(埼玉県/37歳男性)
男女ある同種目競技あるあるですね。学校も強いほうを優先しますし、弱小な方は別の意味で大変。そんな中で頑張った努力はプライスレスですよ。
漫画やアニメでは感動的な部分しか見えませんが、現実には問題がいろいろと隠れていますので入部前にいろいろ調べておかないとあとで困ることに。とりあえずミーハーな気持ちで部活は選ばないほうが無難ですね。
(チバ/パワフルプロダクション)
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