「m」と「n」を間違える……

ブラインドタッチの練習でつまずくポイント

今や仕事でパソコンを使うのは当たり前。仕事の能率をあげるためにブラインドタッチを覚えたい人は少なくないはずですが、いざ極めようと試みてもなかなかうまくいかないことも……。ブラインドタッチの練習でつまずくポイントについて、ヒトメボ読者の方に聞いてみました。

「m」と「n」、「v」と「b」の位置を迷う

「『m』と『n』、『v』と『b』 の位置を迷うことが多いです。『どっちだったかな？』といつも迷ってしまいますね」（東京都/25歳女性）

「m」と「n」、「v」と「b」は、どちらも人差し指で打つキーですね。人差し指が担当するキーは他の指と比べると多いので、位置を迷う方も多いようですね。

どのキーを打つか迷っていると、その分タイピングのスピードが遅くなってします。迷わずできるようになるまで、練習することが大切です。

「t」と「y」を間違える

「なぜか『t』と『y』を間違えて打つことが多いです。右手の人差し指で打ったつもりが、左手が動いていたという、自分でも訳がわからない間違いをよくしてしまいます」（愛知県/30歳男性）

同じ人差し指で打つキーとはいえ、まさか右と左を間違えるなんて…と思われがちですが、このようなミスをする方は意外といるみたいです。

『どの指で打つか？』というところばかりに、意識が集中してしまうからでしょうか？

「a」や「s」を空打ちする

「左手の指の力が弱いのか『a』や『s』が打てていないことがよくあります。『社長』と打つつもりが、a が打てていなくて『ｓｈちょう』となってしまったり…。右手はちゃんと打てるのですが…」（大阪府/27歳女性）

右利きの人は、どうしても左手の指の力の方が弱くなってしまいます。もともと力の弱い女性にこの傾向が強いですね。

とくに、小指や薬指の力は他の指と比べると弱いですから、「a」や「s」が打ててないという結果になるようです。

「a」「s」が打てていないことが多いという方は、左手の小指と薬指を意識して、強めに打つように心がけましょう。

ホームポジションがズレる

「原稿を見ながらタイピングをするときに、全く違う文字の羅列になってしまうことがあります。たぶん、ホームポジションがズレてしまうからですね」（埼玉県/39歳男性）

指は常にホームポジションに置く！というのが、ブラインドタッチをするときの基本です。そのホームポジションの位置がズレてしまうと、このようなミスが起こります。

いつの間にかホームポジションの位置がズレてしまっているという方は、まずはホームポジションの位置を、しっかりと指に覚えさせることから始めると良いですね。

キーボードの「f」と「j」のキーには出っ張りがありますので、この出っ張りを人差し指で探し、常に触れているようにすれば、ホームポジションがズレません。

同じキーを連打できない

「小さな『つ』を打つ場合、『もっとも』なら『mottomo』と打ちますが、連打ができてなくて『もとも』となってしまうなど、同じキーを続けて打つときに打てていないことがあります」（大分県/33歳女性）

小さな「つ」を打つ場合、子音を2回続けて打ちますが、連打したつもりが一つ足りていないと、別の言葉になってしまいます。「ずっと」「一致」「取って」「送って」など、小さな「つ」を含む言葉はたくさんありますので、気をつけないといけませんね。

ちなみに、「ん」は「nn」でも打てますが「xn」でも打てますので、連打が苦手な方は「xn」を使うとタイプミスが減るかもしれませんね。

小さな文字を含む言葉で、どのキーを打つか迷う

「ローマ字にしたとき、どう書くかを考えて文字を打つのですが、普段あまり使わない言葉がでてくると迷いますね」（千葉県/29歳女性）

意外とパッと思い浮かばないのが、ローマ字入力をする際のスペルです。今さら人に聞けず、毎回迷ってしまうという方も多いのではないでしょうか？

たとえば、「ちゃ」の入力方法は「cha」「cya」「tya」と3通りありますし、「びゅ」ってローマ字だとどう書いたかな？と迷うこともあるかもしれません。

これは覚えるしかないので、迷う文字がある場合は、ローマ字入力の基本を再チェックしたほうが良いかもしれませんね。

連打ができなかったり、空打ちしたり、指を使い慣れていないためのミスややりにくさもあるようですね。だとしたら、ピアノをやっている人はスタートラインで優位だったりするのでしょうか……。ブラインドタッチでつまずくポイント、みなさんには共感できるものはありましたか？

(椎名ユキ/ケイズプロダクション)