ヒトメボ

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大人になると車やバイクなど、自分で持つことができますが、子ども時代は自転車こそが唯一自分が好きにカスタムできる乗り物でした。とくに中高生など思春期のころは、「人と違うものを使って個性を出したい!」という願望もあり、みんなお金を掛けずにいろいろ工夫したもの。中高生時代の自転車の改造について、ヒトメボ読者に聞いてみました。

ママチャリのハンドルを目一杯上に上げた「カマキリハンドル」

「どう考えても乗りづらいのに『気分はハーレー乗りだぜ』という感じで、ドヤ顔でチャリを運転していた。」(青森県/33歳男性)

バイクに乗れない年齢の子がやりがちな、自転車をバイクに見立てる改造ですね。私の地元では「鬼ハン」と呼ばれていて、さらにくねくね運転する蛇行運転するガラの悪い輩もいました(暴走族を意識?)。

低くない? 「サドル全下げ」

「サドルを一番低くすると、ハンドルを握るのに手を高く上げなければいけないんです。カマキリハンドルと組み合わせることによって、より『ハーレー乗り』っぽいスタイルになってカッコよく(?)見えました。」(青森県/33歳男性)

確かに筆者の地元でも、サドルはみんな一番低くしていました。なんかパッと見、気だるそうに見えるんですよね。腰パンや無造作ヘアなど、キッチリしていない雰囲気、ゆるい感じが全体的に流行っていた時代でした。

荷台の後ろを跳ね上げる「ケツ上げ」

「よく暴走族が乗っているバイクの後ろのシートって背もたれが高くなっていますよね。あれに憧れて、自転車の荷台の後ろ部分を上に折り曲げて、高くしてました。いま思えば全然高さも違うのに、変ですよね。」(千葉県/40歳男性)

ちなみに暴走族バイクに付いている背もたれが高いシート、「三段シート」と呼ばれるそうです。不良っぽい=かっこいいという年代でしたから、形だけでもマネしたかったんですね。

ステッカーを無造作に貼りまくった「ストリート風自転車」

「スケートボードショップで売っているような、ストリート風デザインのステッカーを無造作に貼っていました。ちょっと雑に貼った方が『使い倒している感』がでてオシャレだとそのときは感じていました」(神奈川県/30歳男性)

車でもステッカーやカッティングシートで外装をカスタムする人がいますよね。「他人とは違う」自転車を演出するなら、ステッカーを貼るのが手っ取り早いですよね。

カゴなどいらぬ! 「クロスバイク風」

「なぜだか分かりませんが、当時の地元ではとにかく『カゴ外し』が流行っていました。おそらく、クロスバイクやロードバイクなどレース用の自転車にはカゴが無いので、そのスタイルを真似したのかも。」(東京都/29歳男性)

明らかにそのスペースにカゴあったでしょ! という自転車たまに見ますよね。カマキリハンドルとセットになっていることが多かった気がします。自分から荷物スペース少なくして、不便じゃないんでしょうか?

筆者の周りでも、改造しすぎて親に怒られている友達がいたのを思い出しました。大人になっても車のカスタムとかに熱心な人もいるので、「改造」というのは年齢関係無く人を虜にするものなのかもしれませんね。

(一戸隆平/メディアム)
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ライター

一戸隆平

メディアム

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