ヒトメボ

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今の子どもも大好きな『ポケモン』ですが、元祖となるのは1996年に発売された『ポケットモンスター 赤・緑(以下『赤緑』)』でした。当時は攻略情報も少なく、使うポケモンを見た目で決めていた人もたくさんいましたね。しかし、思ったより強くなくて苦労するなんてことも。今回は「見かけは強そうなのに実際はイマイチだった『赤緑』のポケモン」について、ヒトメボ読者に聞いてみました。

イワーク

「敵として戦ったときにイワークに苦戦したので、自分で捕まえて使ってみた。防御と素早さだけは高かったけど、それ以外はイマイチだった。敵だったときに苦戦したのは、そのときに相性の悪いポケモンを使っていたからだった」(埼玉県・34歳男性)

「イワークは大きいし、見た目がとても強そうだったので、苦労して捕まえた。対戦でも使ってみたけど、友達がメインで使っていた水ポケモンとはとても相性が悪く、カモにされていた」(北海道・35歳男性)

イワークは高い防御力と巨体からは想像もできない素早さを誇る、いわ・じめんタイプのポケモンで、アニメでも活躍したタケシが使う代表的なポケモンです。タケシとはゲームの序盤で戦うことになりますが、最初にヒトカゲをもらったプレーヤーの場合、この時点では相性が悪いポケモンしか手に入らないため苦戦したはずです。しかし、自分で使ってみた場合は、防御と素早さは高いものの『赤緑』の仕様では苦手なみずタイプなどに対応できませんでした。攻撃面でもイマイチでしたので、使ってみてガッカリしたという人もいましたね。

ブースター

「迷った末、貴重なイーブイをブースターに進化させてしまった。見た目は好きだけど、攻撃性能がどうしようもなかった」(京都府・40歳男性)

「ソフトが赤だったので、イーブイはほのおタイプのブースターに進化させた。結論から言うと、すぐに後悔した。サンダースにすればよかった」(東京都・36歳男性)

『ポケモン』シリーズでは、1回のプレイで1匹しか手に入らないポケモンが何種類か登場します。イーブイもその1匹で、みずタイプのシャワーズ、でんきタイプのサンダース、ほのおタイプのブースターに進化させることができます。ブースターは見た目がかわいくて攻撃力もトップクラスなほのおポケモンですが、『赤緑』ではほのおタイプの技は「とくしゅ」というステータスで計算するため、せっかくの攻撃力を生かすことができなかったのです。貴重なわざマシンをブースターに使ってしまい、あまりの威力の低さに驚いたという人も多かったですね。

エビワラー

「格闘ポケモンを選べるイベントで、迷わず選んだエビワラー。「パンチ」と名前の付いた技をいくつも覚えたけど、全然ダメージが出なかった」(福井県・40歳男性)

「ボクシングが好きだったので、イベントではエビワラーを選んだ。パンチ技はどれも使い勝手がよくなくて、がっかりした。メガトンキックを覚えさせてもよかったが、ボクサーとしては許せず、結局弱いままで使っていた」(東京都・38歳男性)

エビワラーは多彩なパンチを使いこなすかくとうポケモンで、ゲーム中のイベントでもらうことができます。キックボクシングを使うサワムラーとの二者択一なのですが、覚える技は「とくしゅ」で計算するため、ステータスと技の相性がイマイチという弱点がありました。このようなどれか1匹だけを選べるイベントでは、どのポケモンを選ぶかとても悩むもの。エビワラーも悩んで手に入れたポケモンですが、残念ながら活躍の場はほとんどありませんでしたね。

ウインディ

「ウインディは見た目も格好よく強そうだったが、自分で使ってみたら肝心の火力が低くて見かけ倒しだった。炎タイプは全体的に使いにくかったような記憶がある」(徳島県・37歳男性)

「ガーディの見た目が可愛かったので、そのまま進化させてウインディにした。見た目はとても強そうになったけど、炎の技があまり使えなかったので、主力としては使えなかった」(宮崎県・36歳女性)

『赤緑』の頃はゲームの仕様上の問題で、プレーヤーの間では「ほのおポケモンは全体的に微妙」という評価が一般的でした。ウインディの場合は覚えるほのおタイプの技が少なかったので、意表を突いてノーマル技を中心に使っている人もいました。ゲーム内の図鑑には「でんせつのポケモン」と書かれていますが、ポケモンのゲームで一般的な「伝説ポケモン」ではないのが、また残念なポイントです。

サイドン

「怪獣みたいで強そうだったのでサイドンを使っていたが、苦労した。技マシンを使って強い技を覚えさせても、サイドンよりも素早い水タイプ相手には、全然使い物にならなかった」(北海道・35歳男性)

「とにかく見た目が気に入ったのでサイドンを使ってみた。ただ、レベルを上げただけではいい技を覚えなかったので、あまり使えなかった。周りで水ポケモンを使っている友達が多かったので、対戦でもあまり活躍できなかった」(静岡県・40歳男性)

じめん・いわタイプの代表格であるサイドンは、初期ポケモンのなかでもかなり見た目がいかつい部類です。「HP」と「ぼうぎょ」が高いため、非常にタフなポケモンなのですが……。残念なことに、イワークと同じくみず・くさタイプには非常に相性が悪くなっています。しかもこちらはイワークより遅いので、みずポケモンの「なみのり」で簡単に倒されて悔しい思いをしたものです。

『赤緑』のころは151匹だったポケモンも、第七世代では800匹以上に増えています。『赤緑』のポケモンのなかには当時はイマイチだったものの、仕様変更によりかなり強くなっているものもいます。最近のタイトルでも初期ポケモンをゲットすることはできますので、以前よりもパワーアップした初期ポケモンの活躍を見るため、新作を遊んでみてもいいかもしれませんね。

(藤野晶@dcp)
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藤野晶@dcp

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