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小中学校時代の一大イベントのひとつといえば、別の学校からの転入生が自分のクラスに来たことだった、という人もいるのでは? 転校生に関して憧れていたことについて、ヒトメボ読者に聞いてみました。

違う地方の方言

「小学校のときに九州から来た転校生が前に住んでいた場所の方言を喋っていて、すごく新鮮だったのを覚えています。九州の方言はテレビ以外で聞いたことがなかったので、子ども心になんかカッコいいなと思っていました(笑)」(山梨・30歳男性)

遠方から引っ越してきた転校生は、耳慣れない方言を使っていることもありましたよね。大抵の場合自分たちも地元の訛りで喋っているはずなのに、転校生は方言を使っていていいな……と思ったり。

前の学校の制服

「中学3年生のときに転校してきた子が、卒業まで後少しだからと前の学校の制服を着て登校していたのにものすごく憧れていました。私の学校の制服よりおしゃれだったし、みんながセーラー服を着ているなか、一人だけ大人っぽいブレザー姿が目立っていて羨ましかったです」(石川・22歳女性)

見慣れた自分の学校の制服と違い、物珍しい転校生の制服。セーラー服や学ランとブレザーのように別の種類の制服だと、憧れ度はさらに上がります。

遠くに住んでいる友人

「東京から引っ越してきた転校生は、都会に前の学校の友人がいて羨ましかったです。小学校や中学校のような狭いコミュニティにいると、外部とのつながりに憧れましたよね」(岩手・22歳女性)

大人と違って行動範囲の狭い子どもは、転校生の交友関係に興味津々でした。会話の中で「前の学校の友だちが……」なんて言われると、広そうな世界を羨ましく思ったりすることも……?

持ち物やファッションが最先端

「これは都会からの転校生に多い気がしますが、まだこっちの地元では流行っていないものを既に取り入れている子っていましたよね。私が中学生だった当時、地元では携帯電話を持っている同級生はまだほとんどいなかったなかで、東京からの転校生が真新しい自分の携帯電話を持っていて憧れでした」(山口・28歳女性)

「中学生のとき、大阪からの転校生がおしゃれでびっくりした経験があります。当時から島根に住んでいたのですが、島根では見かけないようなブランドの服を着こなしていて、さすが都会のヤツは違うな、と思っていました……(笑)」(島根・31歳男性)

地域ごとに違いのある子どもの文化。転校生によって、別の地域から新しいものや情報が入ってくることもありました。

クールな一匹狼

「同じ区内の別の学区からの転校生がいたのですが、新しい学校に積極的に馴染もうとはせず、放課後はいつも前の学校の子たちと遊んでいたようでした。本当なら新しい学校で新しい友だちを作るほうがいいのかもしれませんが、校内ではみんなと適度に距離を取りつつ常にクールに生活していたところがカッコよくて、密かに憧れていました」(東京・30歳女性)

見知らぬ人たちの集団に新たに入り込むのは、大人でも大変なことがありますよね。その転校生にもきっと新しい環境でのいろいろな苦労があったのでしょうが、それを感じさせるどころかクールでカッコいいと思われていたなんて、絶妙な立ち位置に脱帽です。

小学校や中学校のような比較的狭い社会のなかでは、自分たちの知らないところからやってくる転校生に対して、なにか特別なものを感じてしまいがちでしたよね。みなさんも転校生に憧れた経験はありますか?

(ヒトメボ編集部)
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