ヒトメボ

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ときどき無性に食べたくなるのは、慣れ親しんだローカルチェーン店のとあるメニュー。そんな人、多いのでは? よその人にはピンとこなくても地元民なら100%知っている、そうしたソウルフードとローカルチェーン店を特集。今回取り上げるのは「近江ちゃんぽん」の「ちゃんぽん亭総本家」。地域に根ざした伝統の味とお店について地元出身者のコメントも交えつつご紹介します。

近江ちゃんぽん発祥の店「ちゃんぽん亭総本家」

ちゃんぽんの発祥は長崎県長崎市ですが、日本各地には長崎ちゃんぽんをルーツにしながらも独自の進化を遂げた「ご当地ちゃんぽん」が数多く存在します。そのひとつが滋賀県の「近江ちゃんぽん」です。

近江ちゃんぽんは、「ちゃんぽん亭総本家」の前身である「麺類をかべ」で誕生。スープは京風だしをアレンジした和風醤油味。具は、海老や烏賊など定番の海鮮を一切使わず、豚肉と野菜だけ。麺はちゃんぽん麺ではなく、かんすいを使った中華麺を使っていることが特徴です。

「ちゃんぽん亭総本家」は1963年に彦根市で「麺類をかべ」を創業して以来、彦根を中心に滋賀県全域に定着し、現在では国内56店舗を展開。“滋賀のソウルフード”として愛されています。

近江ちゃんぽんの食べ方

・きざみねぎ+煮たまごをトッピング

「近江ちゃんぽんにきざみねぎと煮たまごをトッピングして、ねぎどっさりで食べるのが好き。たまににんにくと生姜も足して味変させるが、スープの上品さを損ねないために入れ過ぎないのがポイント」

店もおすすめしているトッピングの組み合わせ。すりおろしにんにくとすりおろししょうがは無料サービスで、店員さんに頼めばテーブルまで持ってきてくれます。

・「一日分の野菜」を摂取する

「『一日分の野菜ちゃんぽん』を頼んで普段の野菜不足を補っています」

もともと野菜がたっぷり入った近江ちゃんぽんですが、プラス100円で野菜大盛り、プラス200円で「一日分の野菜ちゃんぽん」に変更も可能。「一日分の野菜ちゃんぽん」は、その名の通り1日に必要な野菜量にあたる360gを摂ることができます。富士山のように丼にそびえる野菜の山は「ラーメン二郎」を彷彿させますが、「○○△△マシマシ~……」みたいな呪文は必要ありません。

・半分食べたら酢をたっぷり入れる

「まずはそのまま食べ進め、途中で卓上のお酢をドバーッと投入する。スープにまろやかさと酸味が加わって美味しくなる」

常連客のクチコミで広がり「ちゃんぽん亭」ですっかり定着した“ちゃんぽん+酢”。初心者はレンゲ半分程度の量から試してみるのがオススメだそう。

ビールジョッキサイズの容器が目を引きます。

酢を足すアレンジが定着して以来、通常サイズでは酢の補充が追いつかなくなりその結果このサイズに。持ち手がついていて入れやすいのも気が利いています。

・ラー油をかけて激辛ちゃんぽんに

「ちゃんぽんは2~3口食べたら、卓上の自家製ラー油を大量にかけて激辛にする。最後にごはんを頼んで残ったスープと半熟たまごを混ぜて二度楽しむ。メニューに韓国チゲちゃんぽんもあるけど、それとはまた違う辛ウマ味にハマってます」

激辛アレンジは豚そばでも人気。調味料やトッピングも充実しているので、〆のごはんまでカスタムできるのも「ちゃんぽん亭総本家」の魅力です。

・“大吉”を拝むためにスープは飲み干す

「丼の底に書いてある“大吉”を拝むために毎回スープを飲み干す。これを見ないと近江ちゃんぽんを食べた気にならない」

完食した人だけがあやかれる小さな幸せ。“一度のつもりが万度まで、おいしさ大吉”のキャッチフレーズにもかかった遊び心溢れる演出が心憎い! 和風だしに豚肉と野菜のうまみが凝縮したスープはあっさりヘルシーな味わいなので、ほかのラーメンと比べて飲み干しても罪悪感が少ないのもいいところ。

〝豚そば派〟と〝たまに豚そばに浮気する派〟

「大人になってからは豚そば派。ちゃんぽんより豚のコクがあり、トンコツラーメンよりも上品で絶妙なバランスが秀逸なんです。バラ肉たっぷりで食べ応えもばっちり」

「基本は近江ちゃんぽん。だけど4回に1回くらいの頻度で、豚そばの誘惑に負けて浮気してしまう……」

二代目店主が考案した豚そばは、ちゃんぽんに次ぐ人気メニューで「むしろこっちの方が好き」という固定ファンも多数。シンプルな味つけなので、酢やラー油などで味変させながら楽しむ人も多いとか。

今の時代のおふくろの味や故郷の伝統料理のような役割も果たしているであろう、ローカルチェーン店の名物メニュー。滋賀県では自宅で近江ちゃんぽんを作って食べる家庭も多いようですが、その味のベースはやっぱり「ちゃんぽん亭」なんだとか。興味が湧いた人は滋賀県出身、彦根市出身の人に聞いてみてくださいね。

*ヒトメボは、地元民なら100%知っているローカルチェーン店と名物メニューについて、皆さまからの情報をお待ちしております*

<取材協力>

ドリームフーズ株式会社

滋賀県在住、出身の皆さま

<撮影>

sono(bean)

(4番キャッチャーさかい)
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4番キャッチャーさかい

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