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子どもの頃は良さがわからなかったけれど、大人になって好きになった食べ物があるという人は少なくないでしょうが、なかでも苦味のある食べ物には、その傾向が強いはず。子どもの頃は苦手だったけど、大人になって克服した苦い食べ物について、ヒトメボ読者に聞いてみました。

コーヒー

「昔、父がいつもコーヒーを飲んでいるのを見て、なんであんなに苦いものを美味しそうに飲んでいるんだろうと思っていましたが、歳を取るにつれ、いつの間にか私もとても好きになっていました。高校生くらいまでは、あんなに苦いものにわざわざお金を払う意味がわからないと思っていたのに(笑)」(京都・36歳女性)

「ずっとコーヒーが飲めなかったのに、大学に入って遅くまでレポートをする生活をしているうちに、克服できていました。カフェインと苦味の相乗効果で眠気が覚めるので、提出日前は本当に助けられていました(笑)」(宮城・26歳男性)

砂糖やミルクで飲みやすくしても、やっぱり苦いのがコーヒー。しかし、気づけば飲めるようになっていたという人も多いようです。

セロリ

「セロリの苦味が苦手で、昔はサラダで出されても残すことが多かったのですが、大人になって創作料理のお店などで食べる機会が増えたせいか、気づいたら好物になっていました。セロリのサラダとセロリのスープが特に好きです」(石川・29歳女性)

子どもはもちろんのこと、大人でも苦手な人の多いセロリですが、いろいろな調理方法で口にするうちに克服できたという人も。

ゴーヤ

「実家が農家でゴーヤも作っていたので、子どもの頃はゴーヤがよく食卓に上がっていました。しかし当時はまったく好きになれず、いつも残しては叱られていました。それが若干のトラウマで、大人になってもゴーヤを食べずにいたのですが、友人と行った沖縄で食べたゴーヤチャンプルーがあまりにもおいしくて、人生を損していたなと思いました(笑)。本場で食べるのは、やっぱり違いますね」(宮崎・33歳男性)

別名ニガウリとも呼ばれるくらい苦いゴーヤですが、その苦味を活かした料理にすると、とてもごはんによく合いますよね。癖のある食べ物は特に、本場の人ほどおいしい食べ方を知っているのかも。

菜の花

「小学生の頃は給食に出る“菜の花和え”が苦くていつも残してしまっていましたが、大人になってからは、あの苦味がお酒によく合うので大好きになりました」(千葉・28歳男性)

山菜なども苦味が強いので、子どもの頃は苦手だったという人も多いのでは? しかし、お酒のつまみにはちょうどいいということで、大人になると良さがわかるようです。

ビール

「お酒の飲める歳になってもしばらくは、ビールの良さがまったくわかりませんでした。苦いのが嫌だったので、飲み会でもいつもレモンサワーばかり頼んでいたし……。でも、仕事終わりに同僚と居酒屋に通うようになってからは、あんなに爽快感のある飲み物はないと思っています(笑)」(東京・35歳男性)

仕事終わりの一杯、気持ちいいですよね。ビールのおいしさがわかるのは、“オトナ”だけの特権なのかもしれません。

苦いのがおいしいだなんて、子どもの頃には想像もつかなかったはずなのに、人間の味覚とは不思議なものです。子どもの舌ではわからなかったけど、成長するにつれて良さがわかってきた“大人の味”、みなさんにはどんなものがありますか?

(ヒトメボ編集部)
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