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2018.02.16
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2018.02.16
かけた時間や労力が対価と見合っていてこその〝節約〟。ですから、一概に出費を抑えることがそれとは限りません。ヒトメボ読者に、かえって節約になっていないかもしれないことを聞いてみました。
「お金を下ろすときに手数料を渋って、専用のATMを探す人。たった200円のために結構な距離を歩いたりするんだけど、対価が見合ってない気がする」(東京/39歳男性)
例えば10分で200円を節約することが合理的かどうかの問題。自分の1時間あたりの価値が1200円以上の人にとっては、節約になっていないと言えますね。
「外食はお金がかかるからって自炊する人いるけど、作るのに1時間とかかけてたら、時給ぶんの労働が上乗せされるので結局損じゃないですか?」(山口/23歳男性)
「材料費を考えたら外食したほうが安かったりします」(福岡/31歳女性)
「外食すると準備も洗い物もしなくていいし、それを込みでのトータルの値段だと思ってるから、たとえ食費が安くても節約になってるとは思わない。準備や洗い物の時間をつかって別のことができますからね」(東京/28歳女性)
もちろん、自炊の目的が節約だけではない人も少なくないはず。自分で料理をすることで節約以外の何かが得られる人はいいですね。
「交通費を節約するために、最寄りの次の駅から電車で通勤してる同僚がいます。聞けば片道20円安いそうですが、労力と時間を考えたらそれはさすがに…って思った」(大阪/26歳男性)
〝チリも積もれば…〟の考え方でしょうか?こちらも、ウォーキングを兼ねていたり、歩きながら音楽を聴くことを楽しんだり、節約以外の目的があるといいですね。
「彼女が安いコートを毎年買い換えるから、『なんでそんなの買うの?』って聞いたら、『え、安いから』って。高くても良いコートを買って10年くらい着続けたほうが結局は節約になるんじゃないかと思う」(徳島/24歳男性)
毎年違うコートでお洒落を楽しみたいのかも。コートや財布は、良いものを長く使うか、それとも頻繁に買い換えて違うお洒落を楽しむかで悩む人は多いのでは?
「内職でライターをやってる友人がいるのですが、エアコンをなかなかつけないんですよね。冬は毛布をかぶって、夏はうちわで扇いだりしながらやってるらしいけど、作業効率悪そう」(東京/33歳女性)
「冬場も湯船に浸からない人。お湯ためるのがもったいないという理屈なんでしょうけど、それでシャワーに当たる時間が長くなるなら本末転倒なんじゃないかと思う。お湯は洗濯にもつかえますしね」(京都/36歳女性)
光熱費を惜しむ人への苦言。節約しようとして仕事の生産性が下がったり、QOLが下がったものの大して節約になっていなかったり……という場合も確かにありそう。ちなみに湯船一杯ぶんの費用は100〜150円程度だそうですよ。
「ドラッグストアとかでお菓子が安売りされているときにまとめ買いする人いるけど、あれは絶対節約になってないと思う。お菓子ってあれば食べちゃうものだし、それが習慣になったら余計にお金がかかる」(奈良/23歳女性)
「大量に安売りのお菓子を買い込んで、消費しきれなくて賞味期限が切れてから食べる人。それって節約になってる?」(沖縄/25歳男性)
安売りと銘打たれていれば、つい大人買いしてしまいたくなる気持ちはわからなくもないです。そうそう腐らないとはいえ、賞味期限切れの湿気ったスナック菓子を食べて満足できるのでしょうか……。
「大学のサークルで飲み会にまったく来ない後輩がいます。彼女に『たまには来なよ』って言ったら、『一回の夕食に3000円とか飛ぶのはきついです。そんなに楽しめないですし』って。人脈ってすぐには役立たなくても後々大切になると思うから、そういうところはケチらないほうがいいんじゃないかと思った」(静岡/21歳女性)
「後輩と食事に行くときも、いつもきっちり割り勘にする同僚がいます。別にいいんだけど、そういうやつだから人望が薄いんですよね。ちょっとした出費を惜しんで好感度下げるってどうなんだろう」(佐賀/30歳男性)
打算的に人付き合いをするのも何か違う気がしますが、将来への投資も兼ねてお誘いはあまり無下にしないほうがいいのかも。後々振り返って、「あのときの飲み会が人生の転機だったなぁ」という場合もありそうです。
節約はあくまで手段ですから、何のために節約をしようとしているのかを都度考えるべきなのかもしれません。そもそも、こんなことを考えていること自体が非生産的かもしれませんね……。かえって節約になっていないかもしれないこと、みなさんには思い当たるものがありますか?
(ヒトメボ編集部)
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