ヒトメボ

株式会社ユーン取締役

山下亜子

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 冬は寒さから気分に波ができやすく、体にも影響が出てしまいがち。なんだか肌の調子が良くないな…なんて感じている方、日々の生活にハーブティーを取り入れてみてはいかがでしょうか。ハーブには美容と健康に役立つ様々な効能があるそうです。ハーブ専門店「ショップユーン」店長・山下亜子さんに伺いました。

「ハーブはギリシャ神話に登場するほど古くから人々の生活に根付き、健康のための必需品として使われてきました。ハーブを使ったお茶・ハーブティーは、さまざまな味や香り、色を楽しむことができ、豊富な効能は、全身をはじめ感情や記憶にまで作用します。現在では、リラックスやアンチエイジングなどを目的として日常的に飲む方が増えてきていますね」(山下さん)

 なるほど、長く使われてきただけの理由があるのですね。そこで今回、美容と健康に効果のある代表的なハーブについて教えていただきました。

美白には「ローズヒップ」

「ローズヒップは別名『ビタミンCの爆弾』といわれ、コラーゲン生成に効果があるビタミンCが豊富に含まれています。その他にもリコピンやビタミンEなど、美肌や美白にうれしい成分がたっぷり。シミやしわ、便秘の改善効果も期待ができます」(同)

肌の若返りには「ルイボス」

「紫外線や大気汚染など日常生活のさまざまな条件のもとで発生する活性酸素は、肌の老化を引き起こすといわれています。ルイボスには、SOD(活性酸素を除去する酵素)様作用があり、肌の若返りに役立ちます」(同)

疲労回復には「ハイビスカス」

「酸味の強い真っ赤なハーブティーになります。ビタミンCや肌の生まれ変わりを促進するクエン酸、利尿作用がありむくみに効果的なカリウムを含み、体内の老廃物を排出するほか、疲労回復や肩こり、筋肉痛の予防に役立ちます。夏バテしたときや運動の後に飲むと効果的ですよ」(同)

血行を良くするには「ローズマリー」

「フラボノイドを含み 、全身の血行を良くする作用があるので、疲れて顔色が冴えないときなどに飲むといいでしょう。ツンとした強い香りがありますが、味自体は比較的飲みやすいので、朝一番の目覚めのハーブティーとしてオススメです。やる気がでないときや集中したいときに飲むと頭がシャキッとし、記憶力を高めることにもつながります」(同)

 ひとくちにハーブといっても様々な効能があるのですね。よりハーブティーを楽しみたいという方や、逆にハーブティーが苦手という方に何かアドバイスはありますか?

ハーブティーの楽しみ方

・効率よく成分を摂取する方法

「一般的にハーブティーは、ハーブにお湯を注いで3~5分蒸らして飲むとおいしくいただけます。ルイボスもそのようにして良いのですが、やかんなどに入れ沸騰してから弱火で10~20分煮出すと、さらに有効成分が抽出されます。また、ビタミンCは2~3時間で排泄されてしまうため、ローズヒップなどビタミンCの摂取を目的に飲む場合は、食事の時間に合わせて1日3回飲むなどすると効率良く成分を摂取できます」(同)

・ハーブのブレンド

「単品で淹れたハーブティーだと、味や香りを強く感じることがあるかもしれません。同じ作用をもつハーブを2~3種類ブレンドすると飲みやすくなり、成分の相乗効果も高まります。たとえば、ハイビスカスとローズヒップをブレンドすると酸味がまろやかになり、ビタミンCもたっぷりのハーブティーになります。酸味が苦手な方は、ステビアというハーブをひとつまみ加えるとほんのり甘くなります。お好みで蜂蜜やレモンを加えるのもいいでしょう」(同)

・余ったハーブの活用

「飲みきれずにハーブが余ってしまったときは、ガーゼに包んでお風呂やタンスに入れたりするとほのかな香りが楽しめます。ジャーマンカモミールというハーブは保湿効果が高いので、入浴剤代わりに使ったり、ハーブティーを化粧水代わりに使うとお肌がしっとりします」(同)

 好みや目的に合わせてハーブティーを生活にうまく取り入れていけるといいですね。自宅でリラックスしながら健康美人をめざしてみてはいかがでしょうか。

(鳴沢ことみ/コンセプト21)
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ライター

鳴沢ことみ

コンセプト21

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