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スタイリスト

森井良行

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 暑くてじめじめとした気候が続くこの時期は、できるだけ薄着で涼しげなファッションをしたいものですが、いかんせん体型があらわになるのが憂うつ…。太っている人も痩せている人も、夏服の着こなしには頭を悩ませているようです。出会いの多い夏本番を迎える前に、そんな悩みを解消したい! …ということで、今回はおしゃれの達人、スタイリストの森井良行さんに解決法をお伺いしました。

【悩み1】

「太っているので、体型があらわになるのが恥ずかしい…。どうすればいい? 」(27歳・会社員)

「無地のTシャツのみではぽっこりお腹が目立ってしまいます。なので、Tシャツの上に1枚、ジレなどを羽織ると体のラインが締まって見えて、ぽっこりお腹も隠せますよ。また、蝶ネクタイや、ストール、サングラスなどが描かれた騙し絵プリントのTシャツを着ると、人の視線をお腹ではなく、首元に向けられます。

大事なのは『暑苦しくみせない』心がけ。VネックのTシャツにリネン素材の5分丈のシャツを切り返して着ると、涼しげで、かつ体型や汗ジミもカバーできるでしょう」(スタイリスト・森井良行さん)

【悩み2】

「痩せているのが悩み。貧弱に見られないためには、どんな服を選べばいい? 」(25歳・アパレル)

「痩せ型の人は、スタイルの良さをアピールできる線の細さを活かした着こなしを。例えば、シルク素材やコーティング加工されている光沢感のある服を着ると、上品で、艶のある印象を与えられます。痩せ型の人にありがちな失敗が、体型をカバーしようとしてオーバーサイズの服を着てしまうこと。これは、体の細さを隠すどころか、なおさら線の細さを意識させてしまうので、ジャストサイズを選びましょう。また、Tシャツも胸ポケットが付いたデザインなどを選ぶと、シルエットに立体感が出て、貧相な印象を軽減できます」(同)

【悩み3】

「暑いからショートパンツを履きたいけれど、足が太いのがバレそうで挑戦する勇気がわきません」(29歳・広告)

「足の部位で一番細い膝に裾を合わせたショートパンツをはくと、下半身がスッキリと見えやすいですね。また、足首の見えるサンダルを履いたり、アンクレットをつけることで、足元に視点を集められるので、足の太さが目立ちにくくなりますよ」(同)

【悩み4】

「足が短いのがコンプレックス。上手に隠すにはどうすればいい? 」(22歳・大学生)

「数年前から浸透した、股上の深いサルエルパンツを取り入れてみては? これなら、足が短いのではなく、そういうスタイルをしているのだと相手に思わせられますよ。あるいは、8〜9分丈のクロップドパンツを履いたり、デニムをくるぶしのラインでロールアップして、足をすべり込ませて簡単に履けるスリップオンタイプのシューズを選びましょう。普段隠れているかかとのラインを見せることで、足長に見える効果が期待できます」(同)

 森井先生曰く、「体のラインを隠すのが難しい季節は、足首やポケットなど自分のコンプレックスである体の部分以外に相手の意識を持ってこさせるのがコツ」なんだとか。夏のファッションで似た悩みをお持ちの皆さん。先生のアドバイスを参考にこの夏のスタイリングを工夫してみては?

(冨手公嘉/verb)
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ライター

冨手公嘉

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