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2017.05.03
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2017.05.03
楽しいデートの最中、彼氏が酔っ払いや怖い人に絡まれた! 相手を下手に刺激して騒ぎになっても困るし、対処に困るところ。こんなとき、どうすればいいのでしょうか? 女性は何もせずじっとしているべき? そこで、トラブルへの対処について、護身用品専門店KSPの店長・白石浩一さんに伺いました。
「絡んでくる人というのは、酔って理性を失っていたり、社会への反抗心や異常な攻撃性を持っていたりといろいろな人がいます。そして、そうした人を刺激する行為はすべて絡まれるリスクとなります。デート中に絡まれる原因の多くは、恋人同士のふとした行動が相手に挑発的と勘違いされることです」(白石さん)
どれもデート中の恋人同士であれば、普通にやっていることですよね。
「そうです。しかし、相手の延長線上の別の何かを見ていたり、何気ない会話をしていたなど、相手とは全然関係ないことをしていても、相手が誤解し気分を害せば絡んでくるのです。絡まれて、うまく切り抜けられない場合には、暴力被害を受ける、金銭を要求される、などの恐れもありますから、トラブルを大きくしないためにも正しく効果的な対処法を知っておくといいですね」(同)
では、デート中に絡まれた場合、具体的にどうすればいいのでしょうか?
「絡まれたときは、男女とも、相手の悪態を受け流し、その場から離れてやり過ごすことが一番です。しかし、デート中の男性は、女性に対して、相手を恐れない勇気や強さを示さなければならないという心理が働き、引くに引けない状態になりがちです。まず女性は、男性がこうした心理状態になることを十分に理解しておく必要があります。そのうえで、女性ができることは一つしかありません。110番通報をすることです」(同)
1.
彼氏が相手と言い合いになり、やり過ごせない状況になった場合であれば、女性は少し下がり、携帯電話を使って相手に聞こえるように大きめの声で110番通報をする。警察には「彼氏と知らない人がトラブルになっているのですぐに来てください」と言う。
基本的に「いつ、どこで、誰が、どうした」に加え、通報者情報(氏名・住所・連絡先)を聞かれるので落ち着いて答える。通報者情報はトラブルの相手に聞こえないように伝え、場所は近くの目標物や、信号機や電柱、自動販売機の地番を言うと良いそう。
「通報時は『トラブルに巻き込まれたので』というように、相手を過度に侮辱しない程度の言い回しに努め、至急来て欲しいと伝えましょう。これで絡んできた相手は、単独であれ複数であれ怖じ気づきます。警察は市民の安全を守るために存在しますので、トラブルになっているのであれば警察を利用することをためらう必要は全くありません」(同)
2.
110番通報をしたら、相手に「トラブルは避けたいので警察を呼びました。もうすぐ来ますので、お巡りさんと一緒に話し合いましょう」と言う。
「これで、相手は警察が到着するまであまり時間がないことを理解し、捨て台詞でも言いながらその場を去っていくはずです(去らない場合は警察に任せましょう。警察が来る前にことが収まった場合は、110番して『先ほど○○の件で電話したものですが』とその旨を伝えます)。
この方法の利点は女性による通報です。彼氏には『怖かったし、あなたをトラブルに巻き込みたくなかったから110番した』と言えば、彼氏のプライドを傷つけることなく、確実に目の前の危険に対処できます」(同)
なるほど、110番通報は女性の役目なのですね。ところで、絡まれたときに女性がしてはいけないことはありますか?
「突然絡まれて驚いたり恐怖を感じたりするかもしれませんが、興奮しないようにしましょう。気持ちが高ぶると、泣いたり、大きな声を出してしまうことがあるかもしれません。そうした行動が、彼氏の『女性を守らなければならない』という本能を刺激してしまい、最悪の場合は、彼氏がキレた状態となり、相手に怪我をさせて加害者になってしまうこともあり得ます」(同)
やはりどんなときも冷静さが必要なのですね。弱いところを見せたくないという彼氏のプライドを大事にしつつ、危険も回避できる大人の女性の対応を身につけたいですね。
(鳴沢ことみ/コンセプト21)
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