ヒトメボ

パーソナルスタイリスト

吉田泰則

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読了時間:約4分

 過ごしやすい気候になり、キレイめのシャツに薄手のジャケットを羽織った爽やかスタイルで出かけるのもいいですよね。とはいえ、シャツってボタンの開け具合や襟の立て方、裾をパンツに入れるかどうかなど、定番アイテムなのに着方が意外と難しい。どうしたらオシャレに見えるのか、悩む男性も多いのでは? パーソナルスタイリストの吉田泰則さん、着こなし方を教えて!

「シャツは失敗しやすいアイテムなんです。特に、男性に多い失敗が『サイズが合っていない』というものです。着方も大切ですが、まずは選び方が重要。シャツは生地が伸びにくいものが多く、Tシャツやポロシャツと比べて窮屈に感じることがありますよね。そのため、つい大きめのサイズを買ってしまいがちなんです。色や柄、素材がいいものでも、サイズが大きいだけでだらしない印象になってしまいます」(吉田泰則さん)

 では、自分に合うサイズって、どうしたら判断できますか?

「できれば買う前に試着しましょう。胸回りとお腹周りの生地が大幅に余らず、腕を動かしてもつっぱらなければ、ジャストサイズと考えて大丈夫です。シャツのサイズは自分が思っているより細いことが多いので、普段のサイズで余裕があったら、1つ下のサイズも着てみましょう。メーカーによってサイズ感が変わるので、ジャストサイズのシャツの胸回りとお腹周りを測っておくと、買うときの参考になりますよ」(同)

 自分に合ったサイズもわかったところで、着方を教えてください! 例えば、「爽やか好青年風」に着こなすには、ボタンは開けないほうがいい?

「具体的なコーディネートの前に、着方のポイントも抑えておきましょう。シャツ初心者の方は、『柄があるほうが着やすそう』と思いがちですが、それは逆です。柄が入ると個性が強くなり、パンツとのバランスがとりづらくなるので、まずは無地の淡い色味のものから始めましょう。あと、基本的にシャツはパンツインのほうがコーディネートしやすいです。裾の長さが、ベルトからお尻が隠れない程度の間であれば、出してもバランスがとれますが、なかなか難しいですね。襟を立てるのは避けたほうが無難です。キザな印象に映り、女性からは不評のようですよ。当然ですが、シワは絶対NGです。これを踏まえた上で、コーディネートをしてみましょう。ファッションはコミュニケーションツールの1つなので、相手からどう見えるか、どう見られたいかを考えることが大切です」(同)

爽やか好青年風

 第1ボタンだけ開けてパンツイン。無地で淡い色味のシンプルなシャツを選ぶと◎。襟をボタンで固定するタイプの「ボタンダウンシャツ」だと、より爽やかな印象に。

・ワイルドな肉食系風

 第2ボタンまで開けるとワイルドな印象になる反面、軽そうにも見えるので、胸元は開けすぎないこと。また、胸元からインナーが見えると途端にダサくなるので要注意。素肌に着るか、襟ぐりの深いインナーにする。袖をまくると男らしさもアップ。肘手前まで、クシュッと無造作にまくるくらいがベター。

・こなれたオシャレ男子風

 ジャケットやVネックニットを重ねて変化を加えると、オシャレ度アップ。重ね着のときはパンツインで。「ドゥエボットーニ」という、襟にボタンが2つ付いているタイプは、襟が高く大人っぽい印象になる。シャツに慣れたら、柄物もおすすめ。シンプルかつシックなギンガムチェックなら、派手すぎないため使いやすい。

・飲み会で着崩しすぎないデキる男風

 仕事終わりに飲み会があるとき、スーツの状態でうまく着崩すにはシャツの選び方が重要。ネクタイを外すことを踏まえ、襟が高くノータイでもシルエットがキレイな「ドゥエボットーニ」がおすすめ。ボタンやボタンのつけ糸に色味があるものだと、さりげなくオシャレ。ボタンは空けて2つまで。胸元からインナーが見えないよう、襟ぐりの深いVネックのインナーにしよう。

 着方だけでなく、色や柄でも印象は違ってくるんですね。これを参考に、まずは自分の体にフィットするサイズのシャツを探しに行ってきます!

(有竹亮介/verb)
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ライター

有竹亮介

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