ヒトメボ

ラブセーバー

アレックス小倉

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読了時間:約6分

 出会ってすぐに自己紹介、必死に存在をアピールし、次につなげるべくアプローチ…と、恋愛の重要なステップがわずかな時間に凝縮された合コン。1分だって無駄にできないですよね。そこで今回は、自身も数えきれないほどの合コンに参戦した経験を持ち、現在は「ラブセーバー」として恋愛学講座の全国行脚を行うアレックス小倉さんの監修で合コンをタイムマネジメント。でも、その前に

「合コンはチームワークが大事です。特に男性は、メンバーの中で『勝ち組』『負け組』ができないよう、全員のキャラ設定をバラバラにするのが肝心。いるだけで華になるジャニーズ系のイケメン、盛り上げ上手なお笑い芸人タイプ、真面目で頭の回転が速いインテリタイプ…というように、参加者の個性がぶつからないようなメンバリングで臨みましょう。お互いの得意分野をうまく発揮できれば、全員にチャンスが訪れます」(アレックス小倉さん)

 合コンが始まる前のメンバー選出もくれぐれも抜かりなく! ではいよいよ本題へ。今回は一般的な2時間制、男女3対3の合コンを想定。開始から終了までの流れを追いながら、そのときの男女の心理状態や行動パターンについて解説&アドバイスをしてもらいました。

〈合コン開始直後〉

男:第一印象で外見が好みの女の子に目星をつける。とはいえ、まずは全体の雰囲気を壊さぬようみんなでひとつの会話をスタート

女:第一印象で人気はイケメンに集中! 女性メンバー同士が、内心ライバル状態に

「合コン開始直後は、男女ともに第一印象で好みのターゲットが絞られます。この時点では、外見を重視する人がほとんど。また、合コンと言えば最初に自己紹介するのが定番ですが、ぜひここで一工夫を。じつは、自己紹介にゲーム要素を取り入れることで場に一体感が生まれます」(同)

*アレックスさん推薦・自己紹介ゲーム*

「ここに『すき焼き』か『しゃぶしゃぶ』があったら、どっちを食べたい? 」と問いかける。答える人は、『すきやきの◯子です』『しゃぶしゃぶの△美です』と言いながら、自分の名前と一緒に発表していく。その際、男性陣は自分が食べたいほうと女性が発表したほうが一致していれば『よろしく』、違っていれば『ドンマイ』と言いながらハイタッチをする。

〈合コン開始から30分後〉

男:徐々にお酒が回り始め、カッコつけたい欲や自慢話をしたい気持ちが出てくる

女:料理の取り分け、ボディタッチなどいわゆる「モテテク」を使い始める

「このあたりはまだ合コンの序盤ですから、飛ばし過ぎは禁物。男性は、つい『◯◯企業に勤めている』とか『外車に乗っている』という自慢話をしたがりますが、自己評価のハードルを上げすぎるとその後落ちるのも早いですから、目立ちすぎず、隠れすぎないくらいがベスト。職業もあえて自分からは言わず、車の話も『ドライブが趣味』とだけ言っておきましょう。女性が興味を持ってくれれば質問し返してくれるでしょうし、もしその後デートすることになったら、当日何も言わず外車で迎えに行ったほうがカッコイイですからね。

 また、女性も過剰にボディタッチをしすぎると、後から男性に『気がありそうなフリして、結局お持ち帰りさせてくれないんだろ』と不満を抱かれる恐れアリ。ここでいきなりボディタッチをしても不自然でないように、先ほどの自己紹介ハイタッチで全員が慣れておくことも大切です」(同)

〈合コン開始から1時間後〉

男:席替えタイムを提案する人が現れたり、気に入った女の子に集中的に話しかけるように。うまく女の子との個人トークに持ち込めなかった男性メンバー同士は、仕方ないので身内ネタで場をつなぐ

女:第一印象で抱いた「イケメン」へのイメージを、会話の内容と照らし合わせて再構築。最初はあまり目立っていなかった人も、話してみたら意外と居心地がいいことに気づく

「合コン前半戦が終わりに近づく頃には、外見だけでなく内面の情報もだいぶ見えるようになってきます。そして、キャッキャと盛り上がっているように見える女の子も、内心は男性の話を聞くばかりでなく、もっと自分の話もしたいと思っているもの。男性が場を温めるのはここまででOKです。このタイミングで今度はディフェンスにまわり、とことん女性の聞き役に回りましょう。女性は聞き上手の男性に心を開くものです。具体的なテクニックだと、男性が15秒で質問をし、女性には2〜3分かけて喋らせるのが理想的。男性同士で身内ネタを繰り広げている場合じゃありませんよ! 」(同)

〈合コン開始から1時間30分後〉

男:お持ち帰りしたいターゲットの女の子をほぼ絞っている。ラストスパートに向けてモーションをかける

女:この合コン自体が「アリ」か「ナシ」かをジャッジ。二次会に行くか、終電で帰るか、このあたりで見極めをつける

「合コン終了の30分前は、二次会に行くかどうか女性陣も意識し出します。このときこそ、男性陣がチームワークを集結させるべき重要なタイミング。当然、二次会の予約は済ませておくのがベストですが、あえて女性陣の前で『もう一軒行く?』と提案を。男性陣の誰かが『俺、明日早いしな…』と渋り、すかさず『こんな可愛い子がいるのにもったいないだろ! 』とツッコミを入れる。ここはあらかじめ、小芝居を仕込んでおきましょう(笑)。こう言われて嫌な女性はほとんどいませんし、一次会でしっかり女性の話を聞けていれば、二次会にも来てくれる可能性が高いでしょう」(同)

〈2時間経過! 合コン終了時〉

男:「連絡先をゲットするならこのタイミングしかない」と、とりあえずアドレス交換会を提案

女:男性が奢ってくれるかどうかで、最終的に心の中で総合評価。楽しければ二次会へ

「2時間しかない合コンでアドレス交換会に時間を割くのはもったいないです! 女性陣を二次会に参加させられれば、そこから2人きりになったときに聞けばOK。一次会では抜け駆け厳禁ですが、二次会では個人タイムが基本です。本当に勝負をかけるのは、ここからということですね。ちなみに女性は『奢られて当然』の態度をとらないよう要注意。財布を出す素振りすら見せない人もいますが、男性は意外と見ていますよ」(同)

 これまでなんとなく参戦してきた合コンも、それぞれのタイミングに応じた適切な行動を意識していくことでチャンスはグッと広がるはず。アレックスさん流の合コンタイムマネジメント、ぜひ参考にしてくださいね!

(池田香織/verb)
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ライター

池田香織

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