BBQにミニワンピはNG！ 女子のデートファッションのTPO

　暖かくなり、BBQなどのアウトドアレジャーにくり出す機会が多くなる季節。でも、たとえば、いつもはコンサバスタイルのOLさんやフリフリ系のガーリーファッションが多い人など、「何を着て行けばいいかわからない…」と困ってしまうこともあるのでは？　そこで、恋愛トレーナーの菊乃さんに、ふだんとは違うシチュエーションのデートでのNGファッションについて教えてもらいました。

BBQなどのアウトドアレジャーでのNGは？

「女の子っぽさを重視して、ワンピースやミニスカートで行くのはNG。BBQでは作業しづらいですし、地面に敷いたシートに座るとき、男性が目のやり場に困ってしまいます。男性に気を使わせる服装は、避けたほうがいいですね。あと、注意したいのが靴下。靴を脱ぐこともあるので、5本指ソックスは履いていかないこと。男性が女性に対して抱く理想像を崩してしまいます。もちろん、手を抜くのもダメです。『BBQで汗かくから』と、ノーメイクで行くのはいただけません。とはいえ、しっかりメイクでも浮いてしまいます。ピンクやオレンジなど、自然な色味だけを使ったナチュラルメイクを心がけましょう。

服装は、Tシャツにジーパン、スニーカーのような、カジュアルで動きやすい格好が◎。男性と一緒に準備をしたり遊んだりしやすく、仲も深まりやすいです。Tシャツやスニーカーをシャーベットカラーのものにしたり、髪型をお団子にすると、女の子らしい雰囲気が加わります。ふだん、スーツやコンサバ系の服装が多い人は、ギャップを演出するチャンスになりますよ」（同）

　いつも通りの魅力を無理に出そうとするよりも、その場に合わせてギャップ萌えを演出したほうが効果は高そうですね。

雨の日デートでのNGは？

「定番化してきているレインブーツ。履くか履かないかの基準は、相手の男性の服装。デートでは、男性の服装とのバランスをとることが大切です。男性がスーツのとき、カジュアルになりすぎてしまうレインブーツは避けましょう。男性が私服であれば、問題ありません。また、行く場所にも合わせましょう。高級レストランなら、防水スプレーで対策をしたパンプスがベスト。ヒールは高くても低くても、大丈夫です。あと、意外と重要なのが傘。急に雨が降ったときは別ですが、基本的にビニール傘は持たないようにしましょう。服装に気を使っても、ビニール傘が全体の印象をぶち壊し、男性をガッカリさせてしまいます」（同）

　たしかに、雨の日って1年でけっこうな割合を占めているのに、どうしてか「雨だからしかたない」って思ってしまいがち。

家でお料理デートでのNGは？

「エプロンを着ると料理上手っぽく見えますが、彼氏の家にエプロンを持参するのは微妙。男性に『エプロンでポイント稼ぎなのか!? 』と勘繰られる恐れがあります。逆に、自宅でエプロンを着ると、『ふだんから料理するんだ』と思ってもらえるかもしれません。ただし、フリフリのメイド風エプロンや割烹着など、明らかにふだんから着ていないものは当然ダメ。『気合い入れすぎだろ』と引かれかねません。基本中の基本ですが、派手なネイルも避けましょう。男性によってはマニキュアが塗ってあるだけで不快感を示す人もいるので、料理をする予定がある日は、何もしないほうが無難ですね」（同）

　もともと料理ベタなことや料理しないことが分かっていれば、気合の入りようも可愛く思ってもらえるかもしれませんが、そうでもなければわざとらしくてかえって興ざめさせてしまうと。しかし、ふだんとは違うシチュエーションでのファッションって張り切りすぎても、手を抜きすぎてもよくないんですね。

「デートファッションは、男性に気づかれない程度のさりげない気遣いが大切です。男性の服装に合わせたり、傘やハンカチなど細かい部分にも気を遣ったりすることで、男性に『この子と一緒にいたいな』と思ってもらえる女性になれるんです」（同）

　たとえどんなに準備していたとしても、あくまでさりげなく。むしろ、さりげなく振る舞うための努力が必要なのかもしれませんね。それぞれのシチュエーションをもっと楽しみつつ、「お、今日もカワイイじゃん」と言わせちゃいましょう！

(有竹亮介/verb)

初出 2012/4/24