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2016.08.18
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2016.08.18
夏に恋しくなるソフトクリーム。でも、デートのときは彼の前でベロベロと舐めるのも、歯形がくっきり付いてしまうのも妙に恥ずかしい…。これって、どうやって食べるのが正しいの? 今回は、「甘いもの研究会」を立ち上げ、これまで数えきれないほどのソフトクリームを食べてきた西脇威夫さんと小林哲也さん監修のもと、正しく美味しいソフトクリームの食べ方をご紹介します。
まず大前提として、これだけは聞いておきたい!
「ソフトクリームは舐めるものです。全国各地であらゆるソフトクリームを食べてきた当研究会としては、ガブリと噛んでもイマイチ美味しさは感じられないという結論に辿り着きました。だからといって、渦巻きの方向にあわせて舐めなくちゃいけないとか、そんなことは気にしなくてよろしい。恥じらいを捨て、一気に食べ干すのが最も美しい食べ方といえるでしょう」(西脇さん・小林さん、以下同)
ソフトクリームは舐めてこそ、舌の上でほどける甘さを体感できるものなんですね。美味しく味わうための心得を学んだところで、より粋な食べ方を教えてもらいましょう。
「おすすめは断然コーン。カップで注文する時は、コーンで食べることができないような事情(連続で色々なソフトクリームを食べる、一度手を離して食べなければならない…etc.)がある場合にやむをえず選択するものと心得たいものです」(同)
「当然、残すのは望ましくありません。マナー違反というより、魂を込めてサーブした店員の技術に対するリスペクトを疑われる行為であります。また、最近はコーンに対して非常にこだわりを持つ店も増えており、コーンは単なる土台を超えた地位を築きつつあります。ぜひ最後まで味わってほしいものです」(同)
※コーンにもさまざまな種類が!※
「英語で『CONE』とは円錐を意味することから、コーンカップは円錐形の容器のこと。とうもろこしの『CORN』は関係なく、主原料は小麦粉なので勘違いしないように。ちなみに昔からある形のレギュラーコーンのほか、ハードな食感のワッフルコーン、生地にココアを練り込んだコーンなど様々なアレンジバージョンも登場しています」(同)
「カップに入っていた場合はスプーン。そうでない場合はスプーンを使わないのがいいでしょう。2人でシェアをする時、スプーンを使った方が便利かもしれないと思われますが、ハッキリ言って邪道です。自分が風邪気味で感染を防止するとき、相手に対する思いやりでスプーンを使うことはあるでしょう。そうでなければ、二人で交互に頬を寄せて、一気に食べきってしまいたいものです」(同)
「急いで食べるのが基本。特に夏の暑い時期、温度の低いソフトクリームは3分も経てばどうしても溶け始めます。そんな時は次の食べ方を試してみて下さい」(同)
1.舐めて溝を作る
「コーンとソフトクリームの境目部分を舌で舐めとり、溝を作ります。こうすると、コーンからはみ出たソフトクリームが垂れ落ちるのを防げます。ただ、油断するとコーンの一番下からソフトクリームがにじみ出てこぼれてしまうこともあるので、その場合は以下の対策を」(同)
2.ソフトクリームを吸い取る
「一度コーンの一番下から約2cmの高さまで水平にかじりとり、コーンの真下に空いた穴を下からくわえて、天を仰ぎながらソフトクリームを吸い取るという食べ方です。さらには、コーンの下部を切り取って縦に切れ込みを入れ、コーンの下部を内側にたたみ込み、垂れないように上から食べるというきめ細やかな食べ方もあります」(同)
ぬぬ! ソフトクリームの食べ方にこんな流儀が存在していたとは…。急いで食べるのが基本ですが、垂れ落ち予防策もぜひ実践したいところです。
意外と奥が深いソフトクリームの食べ方。機会があったら、ぜひ意識してみてください!
(池田香織/verb)
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