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2016.03.20
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2016.03.20
身近でもっとも質問しやすい存在、お母さん。そのお母さんが天然だとしたらどうでしょうか。子どもの質問に対しても、不思議な答えを返してきてくれそうな予感がします。そこで「相談する相手を間違えたと思ったお母さんの天然回答」をヒトメボ読者に聞いてみました。
「お嬢育ちの母(還暦)に、六本木までの行き方を尋ねた。電車の乗り換え方を聞いたつもりが、回答は『道に出て手を挙げれば着く(タクシーを拾う)』とのこと」(東京・30歳女性)
たしかにお母さんの勧める方法なら六本木に着くことができますね。道路がつながっているところならどこでも、「道で手を挙げる」で行けます。ものすごく万能な方法です。
「仕事が忙しくて買い物行けないって言ったら母に『職場にお店の人が売りに来るんじゃないの? 大丸さんとか』って言われた。そんな時代じゃないし、そんな時代があったのかもわからない」(東京・29歳女性)
お金持ちの自宅にデパートの人が商品を持って売りに来る「外商」というシステムがある(あった?)らしいのですが……。お母さんの歴史と育ちの良さが伝わるエピソード。
「服のほつれを直すために珍しく裁縫をしていた私。久しぶりでやり方を結構忘れていて、『玉どめってどうやるの?』と聞いたら、お母さんに『そんなことお母さんに聞くんじゃありません!』となぜか怒られた。母は何を勘違いしたのだろうか」(東京・28歳女性)
思わぬところでお母さんの怒りを買ってしまいました。お母さんは一体、何をどう勘違いしたのでしょうか?
「母が知り合いに、『あなたは本当に天然よね~』と言われて、『そうなのよ~。天然パーマがひどくって~』と真面目に返していたとき。横で聞いていてすごく恥ずかしくなった」(東京・35歳男性)
天然の人として模範的すぎる回答です。リアルでこんな返しをできる人こそが真の「天然」なのだという、格の違いを感じさせます。
「母がドラマを観てみたので、横で一緒に観ていた。『この俳優さん誰だっけ?』と聞いたら『たしか松坂桃李って子よ』とのこと。で、あとで調べて見たらそれは間違いで、福士蒼汰だった。別の日にまた母がドラマを観ていたので、『この俳優さん誰?』と聞いたら、『松なんとかっていう、名前に“桃”がつく子よ』と。どうやら母は、若手イケメン俳優はだいたい松坂桃李だと思っているらしい」(神奈川・33歳女性)
お母さんの気持ちも少しわかります。年を取るごとに、若いタレントさんを見分けづらくなっていくことに気づくんです……。
「『アベノミクスって結局なんなの?』と母に聞いたときに返ってきた回答。『若い人たちがお酒を飲んでいるときに、盛り上がって、いろんなお酒を混ぜて飲むことでしょ?』。いくら政治に疎い私でも、それは絶対に違うとわかった。詳しく問いただしていくと、『アゲノミクス』で覚えていたらしいことが判明」(東京・25歳女性)
「アゲ」+「飲み」+「ミックス」で「アゲノミクス」となったと推測されます。すさまじい答えが返ってくる結果となり、呆れを通り越して尊敬の念すら覚えさせられます。
「実家のネットの接続状態が不安定だったので、モデムを再起動したく思い、モデムがどこに置いてあるのかを母に尋ねた。母はモデムがなんなのかわかっていなかったが、『再起動したい』ということは理解してくれたらしく、『それなら大丈夫。ちょっと待ってて』と言い姿を消した。数十秒後、突然家が停電。すぐに電気がついた。母が戻ってきて、『もう直ったでしょ?』と。家のブレーカーを落としてきたらしかった。ネットはつながるようになったけど、PCの作業データが消えたよお母さん……」(東京・28歳男性)
お母さんに相談しなければPCのデータも消えることはなかったのかもと思うと、まさしく相談する相手を間違えてしまいました。でもお母さんは賢い。その方法は思いつきませんでした。
こちらの期待通りの回答をくれないのが天然なお母さんたちです。質問への正しい答えをくれないところは残念ですが、面白さでみれば120%の素晴らしさです。天然なお母さんを持つ方は、今後もじゃんじゃん質問していきましょう!
(藤井弘美+プレスラボ)
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