ヒトメボ

  • twitter
  • facebook
  • line
  • はてなブックマーク
  • コメント入力フォームに移動する
  • 評価フォームに移動する
読了時間:約3分

 仕事をしていると、部下に対して厳しく指導しなければならない場面も出てきます。ただそんなとき、相手によっては「この部下にはいいづらいな」「指摘しにくいな」と思うこともあるのではないでしょうか。そこで、上司として「叱りづらいな」と思う部下について、ヒトメボ読者に聞いてみました。

すぐに泣いてしまう

「こちらはそこまで厳しい言い方をしていないのに、すぐに泣いてしまう部下がいる。それも、涙を必死にこらえて聞いてくれるならいいが、話している最中に泣いて、終わってからは机でシクシクしている。こうなると周りからも見られるので手を焼いてしまう」(東京・35歳男性)

 いくらシビアなビジネスの現場でも、泣かれてしまうとつらいですよね。涙を見ると、どうしても叱りのトーンはダウンしてしまいます。

何を言っても全然へこたれない

「メンタルが強いのか、何も考えていないのか、とにかくへこたれない部下がいる。かなり大きなミスをしたので厳しく言ったのだが、『はい! 次は絶対に気をつけます!』と活気ある表情で返事をされた。こうなると『そうだな……』と言うしかない」(東京・32歳男性)

 それで改善されるならまったく問題ないのですが、イキイキと返事をされて同じミスを繰り返されたら困りますよね。再度注意しても、またイキイキとした返事を聞くだけでしょうし……。

壮大な夢を語ってくる

「今の仕事への熱い思いや、壮大な夢を語られると、その後は叱りづらくなる。部下はものすごく高いところをゴールに定めているのに、そのずっと手前でつまずかせてしまうようで」(岩手・37歳男性)

 

 これは上司側が気を遣いすぎている気もしますが、当事者にしかわからない空気感があるのかもしれません。「今叱ることが、のちの壮大な夢につながる」という考え方はいかがでしょうか。

 

高学歴な理論派

「有名大を卒業していて、入社してからも理論派な面を見せている部下は、叱るのに勇気がいる。こちらの言ったことを論破されたり、内心で『この人間違っている』と思われたりしていそうなので」(神奈川・33歳女性)

 

 叱る側にとってもリスクや恐れがあるということなんですね。叱った後に間違いを指摘されたら、プライド面がズタズタになってしまいますから。

 

とにかく自分になついてくる

「入社1ヵ月くらいで、異常なくらい自分になついてきた部下。『お父さんに似てます』とか、『○○さんが上司でよかった』と連呼してくる。そういう子には、どうしても叱りにくくなってしまう。いけないのはわかっているのだけど…」(静岡・33歳男性)

 本人も自覚していますが、私情に流されてはいけません。もしかすると、この後輩もそこまで計算してなついているかもしれませんし…。

社長のお気に入り

「小さな規模のワンマン企業なので、新卒採用は社長がすべてやっている。そして、採用される社員の中にはコネ入社のような人もいる。そういう部下に対してはちょっと指導しにくい。過去に社長の親戚が入ってきたことがあり、叱った部下が逆に社長から叱られたので」(東京・45歳男性)

 これはもうブラック企業のドロ沼状態ですね…。そんな状況の中で部下を育てていくのは厳しそう。明るい未来があればいいのですが…

 叱られるのはイヤですが、叱る側だって出来ればそんなことはしたくないのが本音。だからこそ、相手の言動や性格によって叱りづらくなってしまうのかもしれません。どんな部下でも平等に接するのが理想ですが、なかなか難しいですね。

(有井太郎+プレスラボ)
  • twitter
  • facebook
  • line
  • はてなブックマーク

評価

ハートをクリックして評価してね

評価する

コメント

性別

0/400

comments

すべて見る >

ライター

有井太郎+プレスラボ

あわせて読みたい