「俺は○○になる!!」 急に夢を追いかけだす彼を見て思うこと

　ときとして女性は、夢を追いかけ続ける少年の心を持った男性に惹かれてしまうものです。でも、彼の持つ「夢」や「少年の心」があまりにも現実とかけ離れたものだと、複雑な気持ちにもなりますよね。そこで今回は、ヒトメボの女性読者に「急に夢を追いかけだす彼を見て思うこと」を聞いてみました。

今は文系だけど医者になる！

「文学部に通いながら居酒屋でバイトしていた彼。バイトのし過ぎが原因で留年が決まった瞬間『医者になりたい！』と言い出した。理由を聞くと『ずっと前からなりたかった』の一点張り。その後も『バイトしながら予備校に通う』と参考書まで買ってきたが、そもそもバイトが原因で留年したのにまたそんな甘い考えでいることに呆れ、すぐに別れた。風の噂で普通の会社員になったことを聞いた」（埼玉・26歳）

　留年がきっかけで彼の中の何かが変わったのかもしれませんが……。普段の彼をよく知っているからこそ応援できないことって多々ありますよね。

趣味に生きたい！

「4年付き合っていた無趣味の彼が何かに影響されて『今日からは趣味に生きたい』と趣味も見つかってないのに言い出した。普段から彼の影響のされやすい性格には嫌気が差していたところだったのだが、さすがに『薄っぺらすぎる』と感じてしまい4年間の愛が一瞬にして冷めた」（愛知・28歳）

　「趣味に生きたい」と思うことは別にぶっとんだ夢でもなく、至極現実的なことですが、すぐに影響されて自分を見失ってしまう姿に「薄っぺらさ」を感じてしまったのでしょう。趣味も見つかっていないのにその発言……百年の恋も冷めそうです。

LINEスタンプで一儲けしたい！

「『LINEスタンプを作ると儲かる』と聞いた彼。絵も描けないのに『スタンプで俺も一儲けする！』と言い出して『スタンプを使うのは女性が多いから動物の可愛いスタンプが……。』などと偉そうに分析を始めた。挙句の果てには店先に置いてあるイラストレーターの名刺“データ収集”だと言って集め始めたので『いや、まずお前が絵を描けるようになれよ』と、考えの浅さに呆れた」（岐阜・23歳）

　「一攫千金」は男のロマンなのでしょうか。しかし、儲かるためにはそれ相応の知識や努力が必要なもの。見当違いのデータ収集や分析をするくらいなら、真面目にコツコツ働いてほしいものです。

DJになりたい！モデルもいいかも！

「高校を卒業して地元の工場で働いていた彼。クラブにハマり始めてから『DJになりたい』と言い出すようになりやがて工場を辞めて上京。上京して少し経った時に『スカウトされた。モデルもいいかもしれない』と完全にお上りさん状態になったので別れを決めました。今は地元でDJを一応やってるみたいだけどSNSを見るたび痛々しいなと思う」（東京・29歳）

　華やかな世界に憧れる気持ちはわかりますが、ミーハー心を「夢」と履き違えてしまうのは、本気でその業界を目指して頑張っている人にも失礼だということに気づいてほしいですね。

歌い手になる！

「大学生の時に付き合っていた彼はツイキャスに影響を受けて『歌い手』を目指してギターを始めた。そのうちすぐ飽きるだろうなと放っておいたらツイッターで『活動用アカウント』なるものを持っていてそこで女の子を引っ掛けていることが発覚。問い詰めたら『人脈を作るため』と真顔で答えた。大して歌も上手くないのに人脈ってなんだ？と思った」（埼玉・24歳）

　それは「活動用アカウント」と銘打った「浮気用の裏アカウント」の可能性も……。人脈を作る前に、たくさん練習してまずは実力を身につけましょう。お話はそれからです。

転職する！

「IT企業に勤めていた彼は年に何回か『転職する！』と言い始め、その度に『転職活動に専念するから距離おこう』と言い、落ち着くとまた戻ります。IT業界は転職がよくあるものだと聞きますが、結局一度も転職していない彼に疲れてしまい、ついに私も『転職活動に専念したいから』と、彼と永遠に距離を置くことにしました」（福岡・29歳）

　彼に転職するぞ！という強い意志がないのか、それとも転職活動は見せかけだけなのかわかりませんが、恋人と距離を置いてまで専念したはずの転職活動がそんなに何度も失敗するようじゃ、この先色々なことが不安になっちゃいますね。

　大きい夢を持つことは、決して悪いことではありません。本来なら大好きな彼の夢を応援するのは彼女としてとても嬉しいことです。しかし、夢を追う姿勢や発言に違和感をおぼえたときは応援するだけではなく、「本当にそれでいいの？」と問いかけ、彼に現実を見せてあげるのも大切なことなのではないでしょうか。

(おかき/Concent)