ヒトメボ

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 大人になって振り返ってみれば懐かしい国語の授業。皆さんも教科書を音読した記憶などがあるのではないでしょうか? その独特な授業スタイルが好きだった人もいれば、逆にあまり……なんて人もいるかもしれません。そこで、ヒトメボ読者に「国語の時間に嫌だなあと思っていたこと」を聞いてみました。

漢字の書き取り練習

「漢字の書き取り練習の時間に、字がおそろしく下手だったため先生にマークされていて、ほとんどつきっきりで書き取り方を指導されていたこと。今となってはありがたいけど、あの頃は本当に嫌だった」(東京・27歳男性)

 小学生の頃は特に、自分だけ特別扱いをされるのを避けたく思う時期かもしれません。先生にとっては愛情だったのだと思いますが……。

音読でセリフにあたる

「物語を端の人から一文ずつ順番に音読していく授業。自分の番がセリフに当たったとき嫌だった」(東京・34歳女性)

 地の文と違って、セリフを音読するときは感情を込めて抑揚をつけなければなりませんからね。演技派でもない限り、緊張の一瞬です。

音読で読めない漢字にあたる

「物語を順々に音読していく授業で、自分が読む番の部分を先回りして確認すると、そこに難しくて読めない漢字がある。他の部分は読めるのに、私の受け持つところだけ……という状況が嫌だった」(千葉・25歳女性)

 これもありましたね。漢字に強い優等生は、頭の良さをさりげなくアピールできるので、逆に「難しい漢字がある部分、来い、来い!」なんて思っていたことでしょう。

『ごん狐』で毎回泣く

「『ごん狐』で毎回泣く子がいた」(東京・34歳女性)

 確かに胸が張り裂けそうなくらい切ない話ですが、これで毎回泣ける小学生はかなりの感受性の持ち主と見えます。

作文の発表

「何かについて作文を書いてそれをみんなの前で読んで発表する、という形式の授業。『おれみたいな冴えないキャラの作文なんて、みんな興味ないんだから勘弁して~』と思っていた」(東京・22歳男性)

 人前が苦手な人にとっての「発表」は「地獄」とほぼイコール。自分の書いた文を音読するのは、大人になった今も苦行だという人も多いのでは。

古文

「古文の授業は眠かった記憶しかない。古語の響きがやわらかい上に、古文そのものが意味不明すぎた」(東京・29歳女性)

 日本語なようで全然日本語じゃない「古文」。響きそのものが眠気を誘う上に先生が睡眠導入効果の声の持ち主だったりしたら、学生たちに逃れる術はありません。

 「私もそうだった」と思えるエピソードはありましたでしょうか。当時は嫌で仕方がなかったかもしれませんが、大人になった今ではいい思い出ですね。

(藤井弘美+プレスラボ)
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ライター

藤井弘美+プレスラボ

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