「実家に帰ります！」と言ったけど夫のところへ戻ったきっかけ

　ドラマでもたまに見る「実家に帰らせていただきます！」というセリフ。言葉通りに実家に帰るとなると、夫婦はしばらく別居することになりますが、別居を経て仲直りするケースもあるもの。いったい、夫婦生活を続けようと考え直したきっかけは何だったのでしょうか。「実家に帰ります！」宣言のあと、戻った経験のあるヒトメボの女性読者にそのきっかけを聞いてみました。

夫が「なんでもするから許して下さい」と土下座した

「2週間くらいしたら突然旦那が実家にやってきて、普段謝ったことなんてないのに『なんでもするから許してください』と土下座してきたので」（東京・28歳）

　「なんでもするから許してください」というセリフは、映画で悪役が追いつめられたときくらいしか聞いたことがありません。いったい旦那さんは何をしたのでしょうか。

夫が浮気してないか不安になった

「実家でだらだらネットばかり見ていたら、『実家に帰っている隙に旦那が浮気していた』という話を見てものすごく不安に。夫に連絡しないで速攻で荷物をまとめて戻り、留守の間に浮気していなかったか家の中を徹底的にチェックした」（東京・26歳）

　なんともタイムリーな情報に出会ってしまったようですね。もし浮気していたら、完全に別れるのでしょうか、それとも……。

体重がやばいことになった

「実家に戻ってから1ヵ月。何気なく体重計に乗ったらやばいことになっていた。危機感を覚えて、夫の元に帰ることにした」（東京・33歳）

　実家にいると両親が手厚くもてなしてくれることも多いもの（主に食べ物で）。こうなると、体重増は避けられません。夫と長期間にわたって徹底抗戦するなら、体調管理も必要？

夫が毎晩やってきて両親を味方につけた

「夫婦で住んでいる家と私の実家は近かったので、旦那が仕事終わりに毎晩やってきた。旦那が来ると私は自室に引きこもり、旦那はリビングで私の両親と小一時間ほど談笑して帰る。帰る前に私の部屋のドアのところまで来て、『本当にごめんなあ。そろそろ戻っておいでよ』と言う。返事をしない私。両親はすっかり旦那側についていて、しきりに『そろそろ向こうに帰りなさい』と言ってくる。そのうち、いよいよ両親がうるさくなってきたので戻った」（神奈川・35歳）

　意地を張り始めると、やめどきが難しいですよね。彼女の場合、一応「両親がうるさくなってきた」というのを理由に挙げていますが、それを「きっかけ」というより「助け舟」的に感じている部分もあったのかも。

妊娠に気づいた

「新婚3ヵ月で大ゲンカして実家に帰ることに。『もう離婚なのかな……』と思い悩んで過ごしていると、体調に異変を感じた。もしやと思って検査すると妊娠判明。これから生まれてくる子どものことを思うと、『両親が生まれる前からこんなケンカしてたら申し訳ないよな』という気になった」（東京・32歳）

　子はかすがいと言いますが、生まれてくる前から両親の仲を取り持っているものなのですね。まだ見ぬ子どもに感謝！

夫の会社で行事があった

「夫の勤め先で、家族連れで参加するバーベキューが開催されるとの連絡があった。職場の人たちに『実は妻が実家に帰ってまして……』と説明させるのが嫌で戻ることに」（千葉・30歳）

　夫をみじめな立場にさせるのも嫌ですし、職場の人たちから「あの奥さんは怒ると実家に帰る」と思われるのも嫌です。仲直りにはもってこいのイベントだったのかも。

両親に追い出された

「実家に帰って3日、夕食後両親からリビングに呼び出し。お説教を受け、『これからどうするつもりだ』『明日からあなたの分の食事は用意しない』と言われて、追い出される形で戻った」（神奈川・26歳）

　深刻な事情があったら話は別ですが、軽い夫婦げんかの場合、早いうちに2人で話し合うのが一番。ご両親は「逃げてないで話し合いなさい」という意味で追い出したのかもしれませんね。

　頭を冷やすために一時的に距離を取ったほうがいいこともありますが、長引けば長引くほど仲直りのきっかけを見つけにくくなるもの。積極的に別れたい事情がない限りは、早めに戻ったほうが良いのではないでしょうか。

(藤井弘美＋プレスラボ)