0
0.0(0人が評価)
2016.04.04
0
0.0(0人が評価)
2016.04.04
毎年さまざまな新人が入社しますが、初々しいばかりでなく、なかには既に大物感を漂わせている人もいるもの。そうした人たちにはどんな特徴があるのでしょうか。ヒトメボ読者に「こいつ大物だな」と思った新入社員の言動について聞いてみました
「先輩や上司にいい意味でペコペコしない新人がいた。理不尽な仕事を依頼されたときは『その業務をやる理由って何なんですか?』と聞いていて、ときどきギョッとしたけど、納得してから仕事を進めていたので、覚えも早かった気がする」(東京・27歳女性)
新人の間は言いたいことがあっても言えないことがほとんど。仕事を依頼されたときは、思わず「はい! やります!」と言ってしまいがちですが、イエスマンになりすぎないのも仕事をする上では大事です。もちろん、生意気だと思われない範囲で……。
「イギリスの方を中途採用したときのこと。日本語が話せると聞いていたのに全然話が通じず、最初は『すぐに辞めるだろうな』と思っていたのに、数ヵ月で日本語がペラペラになっていた。今では休日に一緒にサッカーを見ることもあるのですが、テレビを見ながら『本田まじヤバいですね』と言ってくる」(神奈川・29歳男性)
言語の習得スピードが早く、周囲とのコミュニケーションスキルも高いとなると、いろいろな仕事で活躍できるチャンスがありそうです。
「本当はクリエイティブ部に行きたかったのに、営業配属された新人。ことあるごとに『クリエイティブ部に行きたい』と支社長や本部長に言い続けていたら、1年後本当に部署移動してびっくりした。これまでそんなに堂々と言う人がいなかったので、『言えば通るのか……』と逆に教えられた」(大阪・27歳女性)
周囲が与えられた持ち場で頑張っている姿を見ると、空気を読んで「自分も言わないでおこう」となってしまいそうですが……。たしかに周囲に常日頃から言ってあれば、希望する部署に欠員が出たとき、真っ先に思い出してもらえそうですね。
「同期ではなく先輩や上司に悩みを相談する新人。同期には話しやすいけど、だいたいの場合が解決できないで話を聞くだけで終わる。先輩や上司だと、解決策を出してくれるし、課題意識を持っていることが伝わる。一度、入社して数週間しか経っていない新入社員に『地方ではなく東京本社で働くためにはどうしたらいいか』と尋ねられ、その社員の存在感が自分の中で際立った」(兵庫・29歳男性)
誰に何を話せばいいかを分かっている上、悩みを相談できる関係性を先輩や上司と築けているということ。たしかにこうした人は問題解決が早そう。
「自分の向き不向きを分かっていて、不向きなことに手を出さない新人。もしくは、不向きなことを誰かにお願いするのがうまい新人。私の同期で一番出世した人は、新人が毎朝担当していた掃除に来ず『朝苦手だから』と言い、しかもそれが許されていた」(東京・27歳女性)
ここまではっきり言われると、周囲もそれに対して不満を言えない空気になりそう。大物は新人のころから大物なんですね……。
ともすれば、「生意気」や「新人らしさが足りない」と思われてしまいそうな言動もありましたが、周囲からどう思われても気にしないというのも大物らしさの一つ。今どう思われるかよりも、数年後の自分を見据えた行動を優先させているのかもしれませんね。
(山本莉会/プレスラボ)初出 2014/6/30
0comments