恋人の両親にばったり遭遇！ 好印象を残すため心がけるべきことは？

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2015.12.11

男女コミュニケーションアドバイザー

植田愛美

　恋人のご両親。たま～に、「いずれはご挨拶を」なんてことが頭によぎっても、やっぱりその日が来るまで心の準備をしていない人が多いのでは？　そうこうしているうち、思いがけずばったり遭遇。しどろもどろで第一印象が残念なことに…。今回は、男女コミュニケーションアドバイザーの植田愛美さんに、恋人の両親に初めて会ったときの注意点を教えていただきました。まず、女性が彼の父親に会ったときは？

彼パパには…？

「基本的に男性は女性が好きですから、彼パパは彼ママより、評価の基準は甘めです。彼パパの評価ポイントは以下の3つ。

3つのポイントをクリアするには、明るいトーンの声での挨拶と、頭をしっかり下げることが大事です。“私はあなたの敵ではない”ということが動作で伝わり、礼儀正しさを感じさせます。その後『お会いできてうれしいです』と感情を言葉で表現してください。これは素直な人の特徴です。うなずきやあいづちを入れながら、質問されたことにはしっかり笑顔で答えて、最後に『お父さんってステキですね』と褒めればバッチリです。たまにお父さんがオヤジギャグやセクハラまがいのことを言うことがありますが、それは息子の彼女と仲良くしたいコミュニケーションです。好印象を抱いてもらえたか、試されていると思って笑顔で対応しましょう」（植田さん）

　ある意味ふだん通り？ 年上男性に好かれるような振る舞いを心がけていたらいいわけですね。これは意外と簡単かも。では、お母さんの場合は？

彼ママには…？

「逆に彼ママは厳しい視点でチェックします。彼ママの評価基準は“息子のいい嫁になれるかどうか”です。実際に結婚するかしないかに関係なく、基本的に息子の彼女を見るとき、必ずそういう視点で判断してしまうということ。例えば、爪が長くネイルが派手だと、“家事や料理は一切やらない子だろう”と思われてしまいますし、挨拶ができないと、“家族に迎えても恥をかくだけだわ”と思われてしまいます。そのため、笑顔で明るい声の挨拶を心がけましょう。身だしなみは、華美にならない程度のベビーピンク系の服や、暖色系の服、清潔感のある白などを着ていると好感度が上がりますよ」（同）

　ちょっと気が早い気もしますが、「彼女」としてではなく、いきなり「嫁」としてのチェックが入る模様。NGポイントはあっても、これといったOKポイントもないようです。そうなると、男性が彼女のお父さんに会ったときの彼女パパの評価もかなり厳しいものになりそうな気がしますが…。

彼女パパには…？

「その通りです（笑）。どれだけ経済力があろうが、外見が良かろうが基本的に彼女のお父さんにとって娘の彼氏は“敵”です。ただ、最低限、認めてもらうためには礼儀正しさやさわやかな外見は欠かせません。実もフタもないかもしれませんが、どんな態度を取られ、何を言われてもへこたれない覚悟でいましょう。お互い共通の趣味があると、コミュニケーションがスムーズになります」（同）

　やはり同性の目は厳しいといいますか、むしろ敵！　運を天に任せてひたすら耐え忍ぶか、ふだんから相当入念なリサーチを心がけておくか。最後に、彼女ママは？

彼女ママには…？

「彼女ママの場合は、実際に結婚するかしないかに関係なく“息子になるかもしれない人”として見ます。チェック項目は以下の2つ。

　ただ、1つ目のジャッジは娘基準の幸せではなく、彼女ママ基準ということが少なくありません。家庭で苦い思いをしていれば、娘をそんな目に遭わせない男性を望みます。例えばお金に苦労していれば、経済力のありそうな人を望む傾向があります。そうでなくても、彼女ママは一般的に、娘の恋人に家庭的側面や自分への気遣いができる人を求めます。これは、結婚してから自分（彼女ママ）や娘を幸せにできるかどうかに直結するからですね。ですから、たまたま彼女ママにばったり会った日はその場で終わりにせずに、帰り際、彼女に両親へのお土産を持たせるくらいの気遣いを見せると、2つのポイントを上手にクリアできるでしょう」（同）

　こちらもやっぱり、「彼氏」としてではなく、いきなり「息子」として見てくるようです。とはいえ彼ママのときと比べて攻略ポイントがはっきりしている分、気は楽かも。

　晴れて相手の親からも認められたカップルになれたら、交際が何かとスムーズに運ぶことも。ばったり遭遇したときには堂々とした立ち居振る舞いで自然な笑顔を引き出せたらいいですね！

初出 2011/12/16

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性別

女性男性

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ライター

冨手公嘉

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