ヒトメボ

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 上司の飲みっぷりに「よっ!」と合いの手を入れてみたり、「まあまあまあ、とりあえずグイッと!」とお酒を勧めてみたりと、なんとなく昭和な感じがする飲み会のイメージってありますよね。ですが飲み会もカルチャーのひとつですから、時代とともにあり方や雰囲気が少しずつ変わってきています。そこで、「平成っぽい」と感じる飲み会の特徴についてヒトメボ読者に聞いてみました。

空気がキレイ

「喫煙者が減ったし、喫煙者でも気をつかって席でスパスパ吸わないようになったので、飲みの席の空気がキレイな感じがする」(東京・34歳男性)

 一昔前まではどこに行っても灰皿があるような、タバコの煙でモウモウとした時代でしたからね……。飲みの席でも分煙化が進んでいるようです。

一次会でスマートに帰る

「基本的に二次会・三次会は強制参加という風潮が最近では薄れてきているのでは。一次会が終わったらすんなり『じゃあ今日はここで』って抜けることに違和感がない」(東京・29歳男性)

 最近は個人のプライベートがより積極的に保護されている感がありますね。強制参加でドロドロに続く飲み会も時にはあるのでしょうが、以前よりはナリを潜めてきているのかも?

パワハラ・セクハラがない?

「会社のだいぶ上の先輩から、『今の会社の飲みは本当に平和になった』とよく聞かされる。なんでも昔はパワハラやセクハラが当たり前のように横行していたのだとか。今が平成でよかったです」(東京・28歳女性)

 パワハラやセクハラに関しての意識は高くなってきているのかもしれませんね。お酒の席だからって、何でも許されるわけではありません!

「とりあえずビール」がない

「『最初の1杯目にビールを頼むべき』という暗黙の鉄則みたいなのが崩れてきているのが最近の飲み会。1杯目でも、ビールは飲みたい人が飲めばいいというだけで、レモンサワーとか、各々が好きなものを頼む」(東京・34歳女性)

 今でこそ「1杯目に何を頼もうと自由が当たり前」みたいな空気がありますが、これも平成っぽい感じがムンムンしますね。

ノンアルコールでも盛り上がる

「飲み会に来た若い子の数人が、お酒が強くないらしくソフトドリンクを注文。『楽しめるのかな?』と不安になったけど、飲んでる人たちと同じくらい盛り上がっていたし、周りも無理に飲ませようとしない」(埼玉・38歳男性)

 お酒が飲めない人にとっては嬉しいですね。それぞれの楽しみ方を尊重する雰囲気になってきているのかもしれません。

男性がマメに立ち働く

「昭和の飲み会を知らないけれど、イメージとしては食べ物を小皿に取り分けたり、空いたグラスの人に次の飲み物を尋ねたり、という役割を昔は女性がやっていたところを、今は男性もやっているようなイメージ」(神奈川・25歳女性)

 「男性はどっかり座って、女性は動き回って……」という、映画やドラマで観たような典型的な昭和の価値観も今ではだいぶ変わってきています。むしろ甲斐甲斐しく働く男性が「気遣いができて素敵」なんて目で見られることもあるくらいですから、時代の流れって面白いですね。

飲みすぎていないか気を配る

「大学のサークルの飲み会とかが優しくなっている、という噂を聞いたことがある。昔は一気飲みが当たり前だったけれど今はそんなことないと。自分のまわりのサークルは、代表者が『参加者が飲みすぎていないか』に注意を払っているところが多かった」(東京・22歳男性)

 一気飲みによる急性アルコール中毒が社会問題になるなどして、その危険性は徐々に周知されるようになってきました。お酒って無茶してまで飲むものではありませんからね。

 「平成っぽい雰囲気」って、普段はあまり意識することはありませんがちゃんとあるみたいで、それがしっかり飲みの場にも反映されているようです。飲み会は、実は時代の流れや雰囲気をいち早く反映するものなのかもしれませんね。

(藤井弘美+プレスラボ)
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藤井弘美+プレスラボ

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