ヒトメボ

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 いくつになってもバレンタインデーはソワソワしてしまうのではないでしょうか。女性が緊張するのも、男性が「もしかしたら?」と淡い期待を抱くのもしかたありません。そう、この時期だからこそ、異性の他愛ない一言に振り回されてしまうことがあるもの。ヒトメボ読者にバレンタインデーの勘違いエピソードを聞いてみました。

これってリサーチ?

「女友達と飲んでいるとき『甘いもの好き?』と聞かれた。2月の頭だったから、これはバレンタインのリサーチだと思ってドキドキしながら『俺はけっこう好きだよ』と答えたら、『じゃあ、このデザート頼んで半分ちょうだい。私はこっちにする』と言われた」(東京・29歳男性)

 確かに、本命が甘いもの好きかどうかリサーチすることもありますよね。深読みだったようですが。

小さな紙袋を持っていたから……

「仕事の打ち合わせがバレンタインの日にあり、クライアントの女性が小さい紙袋を持って現れた。チョコレートだと思って慌てて『あ、気を使わせちゃったみたいですみません』と頭を下げたら、それはただの私物だったらしい。すごく恥ずかしかった」(東京・30歳男性)

 仕事上、義理チョコをくれる可能性もあるものの、本当にくれるまではじっと待機しているのが大人です。

手作り=本命だとばかり……

「高校生のときお菓子作りにハマり、バレンタインは義理チョコとしてクラスメイトたちに手作りマフィンをあげた。後日ある男子が『告白の返事だけど、やっぱゴメン』と。手作り=本命だと勘違いしたみたいだけど、何もしてないのに振られて気分が悪い」(静岡・28歳女性)

 学生時代は純粋にお菓子作りが楽しかったりもします。むしろ「安く済ませるため」に手作りするということもありますよね。

チョコと一緒に渡されたから……

「会社の女性の先輩から、義理チョコと一緒にかわいい袋に包まれたプレゼントをもらってしまった。周りを見てもそんなの誰ももらってないし、すごく緊張しつつトイレでこっそり開けたら、中身は仕事の資料とサンプル。まぎらわしいことするな!」(広島・29歳男性)

 チョコと一緒に渡されたら勘違いしてしまうかも……。仕事の資料をかわいい袋に包む気遣いはできても、ひと言説明する気は遣えなかったようです。

有名店のチョコレートだったから……

「仲の良い女の子に有名店のチョコレートをいただいた。義理チョコにしては値段もそこそこするはず。これは俺に好意があるのかと思って、メールで探りを入れてみたら彼氏持ちだったことが判明。しかも彼氏がその有名店で働いてるらしく、軽くのろけられた」(東京・27歳男性)

 義理と本命の違いは値段に表れることもありますが、トレンドを追っている場合や、自分チョコのついでという場合もあるので慎重に見極めたいですね。

友達の付き添いだったのに……

「先輩に片想いしている同僚が、『恥ずかしいから、一緒にチョコ渡しに行こう』と。その友達は照れ隠しに『私たちから日ごろの感謝の気持ちです』と言ってしまい告白はできず。なのに後日、その先輩が私にだけ『お返しに食事に行こう』と誘ってきたのでめんどくさい話になってしまった」(東京・25歳女性)

 告白しなかったことで、余計なライバルを増やしてしまったパターン。せっかくのバレンタインなので勇気を出して告白するべきですね。

キューピッドになろうとしたら……

「大学生のころバレンタイン前に、女子がSNSに『サークル全員にあげなきゃだから出費がかさむ。だけどこれなら本命にあげるの恥ずかしくない(笑)』と書き込んでいるのを発見。サークル内のキューピッドになろうと思って、その子に誰が好きなのかけっこうしつこく絡んだら『ぶっちゃけ本命なんていません。金かかるんだぞっていう愚痴ですよ』と言われてしまった」(埼玉・25歳男性)

 義理チョコもなかなかお金がかかるものです。高度なイヤミが通じなかったようですね。

 いつもなら免れたかもしれない勘違い。なぜか浮き足立ってしまうバレンタインデーは特別ですね。トキメキを味わうためにも、ちょっとした勘違いくらいは覚悟の上で臨んだほうがいいのかもしれませんね。

(田中結/プレスラボ)
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ライター

田中結

プレスラボ

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