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2015.12.31
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子どもにとってお正月の楽しみのひとつである「お年玉」ですが、お年玉をあげる立場になってしまうと話は別。収入が少ない人や、親戚の子どもの数が多い人などは、なかなか大きな出費になり頭を悩ませているのではないでしょうか。
いったい世間ではどれくらいの金額のお年玉をあげているのか気になります。そこで、ファイナンシャルプランナーの鉢須祐子さんに相談してみました。
「お年玉は交際費としても大きな出費となり得ます。とはいえ毎月かかる費用ではありませんし、甥や姪などの人数により金額もまちまちなので、皆さんボーナスや貯金、月の予算内で上手にやりくりしているようですね」(鉢須さん)
では、世間ではお年玉の平均額はどれくらいなのでしょうか?
「1人あたりにあげる金額は未就学児童2,378 円、小学1~3年=2,888円、小学4~6年=4,009 円、中学生=6,175 円、高校生=8,473 円、大学生・専門学校生等=11,110 円が平均予算のようですね」(同)
何かと出費が多い年末年始、お年玉の出費はかなり大きいですね。
「でも実は、お年玉に決まった相場はないんです。やはり家庭それぞれ事情が違いますし、一概に多い少ないと判断できるものでもありません。親族内の風習にならいつつ、自分なりの相手に対するお祝いの気持ちを示せれば良いのではないでしょうか」(同)
気持ちが大切ということですね。それに、少ない額でも親戚の子どもたちに新年のお祝いをあげたいと思う人は多いでしょう。そんな皆さんのために「少ない金額だけど子どもに喜ばれるお年玉」を調べてみました。
「私が小さいころ、親戚のお兄ちゃんが就職したばかりでお金がないからと言って、ポチ袋に入れた宝くじを配っていた。当選発表のときはワクワクして確認したのを今だに覚えている」(29歳/女性)
宝くじは1枚300円。ですが、当選発表を確認したり、当たるようにお願いしたりするイベント感は金額以上の価値がありますね。
「5歳の甥っ子は味付けのりが大好きなので、味付けのりを入れて渡している。お金より喜ぶのでいいかなと思う」(25歳/男性)
ポチ袋の中身をむしゃむしゃ食べる姿を想像すると、ほのぼのしてしまいますね。
「大家族なのでお年玉をまともにあげていたら身が持たないので、いつも外国のお札をあげている。子どもたちは珍しがって喜んでくれるし、金額が少なくてもあまり目立たない」(30歳/女性)
普段見慣れない外国のお金は、ロマンが溢れていてカッコよく見えますよね。子どもたちのワールドワイドな興味が育つかも!?
「十分な額のお年玉をあげられないからお正月は帰省しない」というのは本末転倒。お金に余裕がないときは、これらの方法を試してみてはいかがでしょうか? 親戚一同で楽しいお正月をお過ごしください。
(田中結/プレスラボ)初出 2013/12/31
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