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2016.01.21
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2016.01.21
ときに恋人とのコミュニケーションがうまくいかず、「もう何を考えているのか分からない」なんて悩んでしまうこと、ありますよね。そんなとき、どうにかして心の内を知ることはできないもの? 心理カウンセラーの東条正貴さんに伺いました。
「もちろん直球で『どうしたの?』と聞いてみるのが一番ですが、聞けないときもあるでしょう。そんなときは、恋人の手を見てみてください。個人差が大きいため、人によっては事例に当てはまらないこともあるものの、手のしぐさからはある程度の心理的な推察ができます。
人の姿勢や動作からは、その人の心理状態をうかがい知ることができます。なかでも手は、目や口といった顔の表情に次いで心情が表れやすい部分と言えるでしょう。人は、長い人類の歴史において、言葉を使う前から、手振りでコミュニケーションを取ってきました。そのため、咄嗟の感情や何気ない心情は手に表れやすいのです」(東条さん・以下同)
そこで、以下の8つのしぐさから、その心理を読み解いて頂きました。
人は、手のしぐさに自分の心情が反映されることを、どこか本能的に知っています。その手をあえて隠さず、相手に見える位置に置くのは、隠しごとがほとんどない、ある程度その相手に気を許している、と見ることができそうです。
逆に様々な方法で手を隠すということは、何かを隠しておきたい心理があると言えるでしょう。ただ、何か隠しごとをしたいという自覚がある場合とない場合があります。
基本的に心がオープンな状態と言えそうですが、普段よりも特に力強く広げている場合には、何かを『手に入れたい!』と強く求めている気持ちがあるのかもしれません。
強い意志の力で、何らかの感情を抑圧している状態でしょう。強烈な感情を抑え込むには、更に強い意志や肉体の力が必要となるのです。何かに怒っていたり、緊張しているということはないでしょうか? もしかしたらとトイレを我慢しているなんてこともあるかもしれません。
何らかの気持ちが揺れ動いて、落ち着かない状態でしょう。何かもどかしい気持ち、さらなるコミュニケーションの深まりやスキンシップを無意識に求めているサインかもしれません。
いら立ち、抑圧された怒りや攻撃性の表れかもしれません。しかし、それは必ずしも、目の前のあなたに向けられたものとは限りません。別の場所で嫌なことがあったのかもしれませんし、心配なことがあるのかもしれません。臆せず落ち着いて、まずは恋人の気持ちを詳しく理解するようにしてみましょう。
口は声や言葉を発して何かを表現する器官ですから、手で口を覆うようなしぐさは、何らかの気持ちをあえて伝えず、隠しておこうという心理が働いている可能性があります。やましいことがあるのでしょうか? 今まさに嘘をついているのでしょうか? 恋人の様子を慎重にうかがってみてください。
人によっては、自分で自分の身体(特に、肩や腕、胸やお腹)に触れることによって一定の安心感を得ようとすることがあります。また、新しいヘアスタイルやネイルなど、相手に気付いてほしいと思う部分を無意識に触ることもあります。その他にも、現状に不満や退屈を感じているときに自分の身体に触れることがあるので、もしそれがデート中の場合、男性諸君は注意しましょう。
こうしてみると、手のしぐさには不満や怒り、要望など、口に出しにくい感情のほうが出やすいようですね。
「そうですね。しかし、実際に聞いてみないとわからないことは多いですから、相手と良好な関係を築くためにも、自分のほうから心をオープンにした行動や語り掛けを行うようにしましょう」(東条さん)
手のしぐさから心の内を探るのは、もうどうしようもないときや、ここぞというとき。そんな事態に陥らないためにも、やはり日頃からきちんと言葉でコミュニケーションをとることが第一なんですね。
(鳴沢ことみ/コンセプト21)初出 2013/12/16
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