ヒトメボ

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ふたりプレーのビデオゲームは、ふたりでひとつの敵やステージを攻略するか、1Pバーサス2Pで戦うのが基本。前者の場合は味方同士で協力すべきですが、熱中しているうちに本来の目的を忘れ、いつしか1Pバーサス2Pの殺し合いになってしまうことも……。協力プレーのはずが殺し合いになってしまうファミコンタイトルについて、ヒトメボ読者に聞きました。

『マリオブラザーズ』

「『マリオブラザーズ』の殺し合いプレーは熱かった。自分は兄弟で遊んでいて、カニのステージまでは協力して、そこからバトルというのがいつもの流れ。カニやハエの動きが速くなるとスリルがあって面白かった」(大阪府・45歳男性)

「『マリオブラザーズ』でバトルするときは、先にパワー床を消してからというのがルールだった。下に下りてこようとする相手を叩いて妨害し、敵にぶつけるのが楽しかった。普通の協力プレーよりもバトルで遊んでいたなあ」(東京都・50歳男性)

元祖『マリオブラザーズ』は、配管工のマリオ兄弟がカメ、カニ、ハエをひっくり返して蹴り飛ばすという内容のゲームです。本来はお互い協力し合うステージクリア型のゲームですが、相手が蹴ろうとする敵を起こしたり、相手を下から叩いて敵を避ける邪魔をしたりと、対戦ゲームとしか思えないようなギミックが仕込まれていたのです。当然のように、多くのプレーヤーが協力プレーを捨てて対戦に没頭していました。

『アイスクライマー』

「『アイスクライマー』は、協力と見せ掛けて相手を殺せた。基本的に上にいる方が有利だけど、下から足場を崩せるので油断できなかった。あまり対戦というイメージはないけど、自分たちは結構それで楽しんだ」(北海道・40歳男性)

「つい間違えて、相手が乗っている足場を崩してしまったのが始まりだった。相手は次々と穴に落ちて死に、私は爆笑してしまいました。そこからはお互い協力せず、殺し合いゲームになりました」(神奈川県・43歳男性)

『アイスクライマー』の2人ゲームは、協力して雪山を上っていくのが目的です。しかし、片方が最下段にいるときにもう片方が画面を先に進めてしまうと、取り残されてミスになってしまいます。その他にも、乗っている足場を崩したり、ジャンプのタイミングを狂わせるなどの嫌がらせも可能。殺し合いに発展してしまったプレーヤーも少なくありません。

『バルーンファイト』

「『バルーンファイト』はどう考えても対戦ゲーム。直接相手の風船を割って殺せるんだから、間違いないでしょ」(富山県・41歳男性)

「『バルーンファイト』は協力プレーのつもりでも、ついミスで相手の邪魔をしたり殺してしまうことがある。最初からバトルのつもりで遊んだ方が楽しいと思った」(埼玉県・46歳男性)

『バルーンファイト』は風船を持ってフィールドを飛び回り、敵の風船を割って落とすというゲーム。通常は協力してクリアを目指しますが、プレーヤーも敵も同じように当たり判定があり、風船を割ることができてしまいます。そのため、対戦ゲームと割り切って遊んでいた人もいました。

『ワープマン』

「マイナーかもしれないが『ワープマン』で殺し合いをしていた。敵に殺されるよりも、味方の爆弾で死ぬ方が悔しかった」(東京都・49歳男性)

「『ワープマン』を友達とプレーしていたとき、こっちが敵に追われて間合いを取ろうとしていたら友達に撃たれて動けなくなり、死んだ。『敵を撃とうとしたら当たった』と釈明されたが納得いかなかったので、次の迷路ステージで自爆特攻してやった。次の回から殺し合いプレーになりました」(愛知県・50歳男性)

『ワープマン』は、銃を使うステージと爆弾を仕掛けて戦うステージのふたつを楽しめるアクションゲームです。味方にも攻撃がヒットするので、ちょっとしたミスから殺し合いプレーになってしまうこともありましたね。

昔のゲームはステージクリア式のアクションゲームも多く、2人同時プレーは協力してクリアを目指すのが普通の遊び方でした。しかし、味方の攻撃に当たり判定があったりすると、味方同士で殺し合うような遊び方ができてしまいます。ちなみに近年では、『大乱闘スマッシュブラザース』のように設定でチームアタックをオフにすることで味方からの攻撃を無効化できるゲームもあります。協力プレーのはずが殺し合いになってしまったこと、みなさんは経験がありますか?

(藤野晶@dcp)
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ライター

藤野晶@dcp

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