ヒトメボ

心理カウンセラー

那賀まき

  • twitter
  • facebook
  • line
  • はてなブックマーク
  • コメント入力フォームに移動する
  • 評価フォームに移動する
読了時間:約4分

 ヒトメボコラムで開催した「サバサバ女子」がテーマの座談会。仕事ができる、ハッキリ物事を主張できる、男勝りで頼もしい。といったキャラクター像が共通するかと思いきや、「完璧なように見えて、そうでもない」「お酒が入るとデレる」「男はこう、女はこう! という古い恋愛マニュアルがある」…など、サバサバなイメージとはズレた偽サバサバ女子ともいうべき実態が判明!

「彼女たちはサバサバを自称しているだけで、素顔は『女』そのものです。座談会で男性陣が指摘していたことは、あながち間違っていないでしょう」

 と解説してくれたのは、心理カウンセラーの那賀まきさん。彼女たちがなぜ「偽サバサバ女子」になってしまったのか、特徴からその原因を分析してもらいました。

オンでは大人、オフでは中学生

「頭がよく仕事ができる人が多いものの、プライベートでは心が思春期のまま大人になってしまった人が多いです。わざと乱暴な言葉遣いをしたり、あぐらをかいてみたり、タバコをふかしてみたり…不良に憧れる中学生の心理と似ています」(那賀さん)

女であることに自信がない

「自分の中の『女』の部分に自信がないが故に、わざとあっけらかんと振る舞おうとするのも大きな特徴です。ロマンチックな空気も苦手なため、せっかく男性と2人きりでも『わたし別にあんたのこと襲わないから!』など、余計な一言を発してしまうことも。女らしさを封じようとすればするほど、かえって女を意識してしまっているのです」(同)

「毒舌」=「サバサバ」と勘違いしている

「色っぽいことや上品なことが自分には似合わないと決めつけ、下ネタにも耐性がある素振りを見せたり、毒舌キャラを装ったりしていることもあります。特に女性を批判するときには、決まって『女ってこれだからイヤだよね』と言いますが、じつはそこに投影されているのは自分の姿。深層心理では、『自分が最も嫌いな女=自分』を否定し続けているのです」(同)

 う~ん、厄介というか不器用というか。こんな彼女たちは、当然、恋愛もこじらせてしまっている人が多いようで…。

「サバサバ女子は、恋人ができるとその人だけに依存する傾向があります。普段は表向きの自分を演じなければいけない分、心の底に溜めていた悩みや不満を一極集中させやすいんですよね。しかし、これでは彼に『サバサバしてると思って付き合ったのに、意外と面倒くさい』と思われてしまう危険性大。また、甘えられる対象を求め、歳上の既婚者と不倫関係になってしまう人も少なくありません」(同)

 那賀さんいわく、偽サバサバ女子は「普段は鎧をまとって歩いているけれど、鎧を脱いだらランジェリー姿も同然」のような女子だとか。なるほど…いかにデリケートかが分かります。では、彼女たちが恋愛でつまずかないためにできることとは!?

利害関係のない人に話してデトックス

「悩み相談やストレス発散をしたいなら、彼だけではなく、美容師やエステティシャンなど、第三者に話すことをおすすめします。弱い自分を見せる相手が彼だけにならないよう、捌け口を分散させると重い女にならずに済みますよ」(同)

女性らしさを感じられる環境に身を置く

「自分へのご褒美として、ちょっといいホテルに泊まったり、エステに行ったりするのは女性らしさを引き出すチャンス。サバサバ女子が苦手とする場所にあえて行くことで、少しずつ『女である自覚』を取り戻していきましょう」(同)

男性を立てる練習をする

「負けず嫌いでプライドが高い彼女たちは、男性と競ってしまうこともしょっちゅう。でも、本来愛されるのは上手に男性を立ててあげられる女性です。あなたの持ち前の頭のよさがあれば、『ここは負けてあげよう』と冷静になることもできるのでは? まずは、ムキになって張り合うことをやめてみて」(同)

 サバサバを演じていた方がラクなのかもしれないけれど、「男性的な部分と女性的な部分、両方をバランスよく演出できる方が恋愛面ではうまくいきますよ」と那賀さん。サバサバの鎧をまとうことに慣れてしまった人も、今回のアドバイスを実践すれば、さらなる魅力が増すかもしれませんよ。

(池田香織/verb)
  • twitter
  • facebook
  • line
  • はてなブックマーク

評価

ハートをクリックして評価してね

評価する

コメント

性別

0/400

comments

すべて見る >

ライター

池田香織

verb

あわせて読みたい