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2015.08.09
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好きな人や恋人に、お願いごとができない。して欲しいことがあっても、上手に伝えられない…。そんな悩める女性も多いのではないでしょうか。彼女たちが「お願い下手」になってしまった背景には何があるの?
「お願い下手な女性には大きく2パターンあります。一つは、子供時代に親に甘えた経験が乏しい人。親のしつけが厳しく、なかなか子どもらしく甘えることができなかった人が該当します。もう一つは、他者の助けを必要としない自立タイプ。非常に仕事ができる人が多く、社会的には優秀な人として見られています」
そう教えてくれたのは、恋愛カウンセラーの原裕輝さん。原さんいわく、どちらかだけに当てはまる人もいれば、両方に該当する人もいるとのこと。そこで、原さんに、「お願い下手」かどうかを診断するチェックリストを作っていただきました。
□幼稚園時代、親に「自分の服くらい自分で着なさい」と言われたほうだ
□子供時代、欲しいものを「買って」とおねだりしたことは少ないほうだ
□なるべく人に迷惑はかけたくない
□たとえ恋人であっても、心配や負担はかけたくないと思う
□周囲の人に比べて、なぜか残業が多い
□仕事上、大事な役職を任されたり、活躍しているほうだと思う
□恋人との外出や旅行でも、自分の荷物は自分で持つ
□何かを頼まれると断れないところがある
□つい男性と張り合ってしまうことが多いほうだ
では原さん、上記をふまえ、お願い下手な女性の特徴を改めて教えて下さい!
「幼少期に親に甘えた経験のない人は、お願いごとに対する成功体験が少ないです。子どもは無意識に、どこまで自分の言い分が大人に通じるのか試しているもの。自分の欲求が通らないと、『失敗を恐れて最初から言わない』という思考になっていくのです」(同)
「他人に迷惑をかけたくないと思う人ほど、お願い下手が多いです。彼女たちは優秀が故に、仕事を押し付けられることもしばしば。たとえ面倒でも、『私がやった方が早いし仕方ないな…』と受け入れてしまうのです。そもそも『お願いする』という選択肢自体を持っていないタイプといえます」(同)
「自分が女性であることに価値を見いだせず、何かと『女って損だな』と感じてしまう傾向の人にもお願い下手が多いです。仕事でも男性と成績で競ったり、負けたくないという気持ちから、余計に物事を頼めなくなっていくのです」(同)
では、彼女たちが恋人や好きな人の前で「お願い上手」になるためには、どんなリハビリが必要なのでしょう?
「お願い下手の克服には、小さな成功体験の積み重ねが大切です。例えば、高い所の物を取ってもらう、ビンの蓋を開けてもらう、電化製品を選んでもらう…など、男性に断られる可能性の少ないことからお願いしてみましょう。受け入れてもらえたら、お願いごとのレベルを少しずつ上げていきます。最初から『海外旅行に連れて行って』や『○○のバッグが欲しい』という無茶を押し付けるのは、ただのワガママになってしまいますよ」(同)
「お願いごとを断られないか不安だという人は、『無理だったら断ってもらっても大丈夫なんだけど…』と最初から一言前置きをつけるのも有効です。実際に断られてしまっても『相手には断る権利があるのだから、当然だ』と、自分のショックが軽くなります」(同)
「お願いごとを聞いてもらえたら、少し大袈裟なくらいに感謝を伝えること。その時、相手の嬉しそうな姿をしっかり自分の目で確認しましょう。頼られる喜びを感じてもらうのも悪くないな、と思えるようになりますよ」(同)
何でもかんでも自分一人でできてしまうのは、たしかに優秀なこと。でも、恋人とは適度に「頼る&頼られる」関係でいたほうが、よりよいパートナーシップを築けるのではないでしょうか? お願い下手な女性のみなさん、ぜひ自分自身を振り返ってみてくださいね。
(池田香織/verb)初出 2013/7/30
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