良かれとしたことが逆効果に!?

リアル20代女子が本音トーク～男の

「優しさアピール」に物申す!! 後編～

　優しい男性に女性は弱いものですが、その優しさがわざとらしい行動に見えると気持ちが萎えてしまうもの。そこで重要なのが、さりげなさ。女性をキュンとさせる、男性のさりげない優しさとはどんなものなのか？ 前回に引き続き、ユミコさん（25歳・商社勤務）、サキさん（28歳・出版関係）、シホさん（29歳・アパレル関係）のリアル20代女子３名が男の優しさについて談議します！

「優しさアピール」ではなく、「さりげない優しさ」を感じるのはどんな行動？

サキ「ヒールの高い靴を履いているときに、何も言わずに歩くペースを合わせてくれる人って優しいなって思う。ただでさえ男の人のほうが歩くのが早いから、そういう時は特に気が付いてほしいし、気付ける人ってやっぱ好感持てるよね」

ユミコ「『もしかして合わせてくれてたのかな…？ 』ってあとから気づいたときの、時間差攻撃の優しさはジワジワと効いてくる」

シホ「この間、雨の日に彼と相合傘をして歩いてたときのことなんだけど、ふと彼を見たら肩がびっしょり濡れてて…。私が濡れないように、こっちのほうに傾けて傘を差してくれてたの。『肩すごい濡れてるよ！ 』って言ったら、『ほんとだ（笑）』って笑って気付いてなかったフリしてくれて、その瞬間キュンとなっちゃった」

サキ「それキュンキュンするっ!! 些細なことなんだけど、それが出来る男性と出来ない男性の差って大きいよね。前に飲み過ぎて気持ち悪くなっちゃったときに、ささっと水を買って『これ飲みなよ』って渡してくれた男の子がいて、酔っ払いながらも『優しいな～』って感じたな」

「大丈夫」って聞くんじゃなくて、なにも言わずに行動で示すところがニクイですね。具合が悪いときに優しくされるとグラッときちゃうのは、男の子も女の子も一緒かもしれません。

ユミコ「あと、自分だけじゃなくて周りの人にも優しくできる人っていいよね。電車の中で高齢者とか妊婦さんに席を譲ってるところを見たときとか、エレベーターに乗ってるときも、先に降りるんじゃなくてみんなを優先して最後に降りたりとか」

シホ「わかる～。前に、彼と友達と一緒にBBQしてたときに、川から戻ってきた友達に背もたれ付きのイスを彼がさりげなく譲ったのを見て、『いい男だな～』って惚れなおしちゃった！ 私の前ではいつも優しい彼だけど、わけ隔てなくみんなに優しくできる人なんだなって思った。でも、私の知らない女の子に優しくするのはヤダけど（笑）」

　聞いているだけで惚れてしまいそうな、さりげない優しさエピソードがずらり。それにしても、女性と男性の考える「優しさ」にはこんなにもズレがあったとは驚き！どうやら“さりげない”の定義は、見過ごしてしまうかもしれないような小さな行動に、大きな思いやりを感じるかどうか…がジャッジポイントなのかもしれませんね。今度は、今回言われたい放題だった男性の立場にたって、「男性が感じる女性の優しさ」についても調査してみたいと思います！

(坂井あやの/verb)