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2016.04.27
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別れの形はさまざまですが、なかには自分から「身を引く」ことで二人の恋に終止符を打った人もいます。自ら最愛の人との別れを選ばなければいけなかったのはなぜなのでしょうか? ヒトメボの女性読者に、「大好きな恋人から身を引いた理由」について聞いてみました。
「元カレは、地方の大病院の跡継ぎ息子でした。私はごく普通の家の出身。東京で医学部に通う彼と出会い付き合っていましたが、彼が研修を終え、実家の病院に就職すると同時に見合い話が持ち上がり……。彼は『親を説得する』と言ってくれましたが、私は自分の両親とも相談して別れることに決めました。今はお互い、別の人と結婚しています」(東京・33歳女性)
家柄によっては結婚が当人同士だけの問題ではないことも。もし結婚していたとしても、それから先も多くのことを考えないといけないのでしょうね。
「プロポーズしてくれた元カレとの結婚を私の親が大反対。『彼と結婚するなら勘当』とまで言われ、彼のことが大好きでしたが、堅い家で育った私は家を飛び出す勇気もなく……。どっちつかずで、しばらくは彼に苦しい思いをさせてしまっていましたが、結局別れを選びました。彼には、幸せになってほしいと心から思っています」(埼玉・27歳女性)
彼のプロポーズの言葉、どれだけ嬉しかったでしょうか……。そのときほんの少しだけ勇気があればよかったのか、誰にも正解は分かりません。
「大好きで、2年付き合った元カレ。結婚も考えていましたが、ある日、『浮気相手を妊娠させてしまった』と泣きながらカミングアウトされました。茫然とする私に彼は別れたくないと言いましたが、浮気相手は『絶対に産む』とのことでした。認知は避けられないし、一生ついて回る問題だと思ったので、泣く泣く身を引きました」(東京・29歳女性)
子どもとその親には一生切れない縁が生まれます。ちょっとした出来心は、二人の女性と一人の子どもの人生を左右することに。
「20代で病気を患った私は、子宮を摘出する手術を受けました。当時の彼氏は子どもが大好きで、『子どものいない人生は考えられない』と話していた人でした。手術後、『別れたくない』と言ってくれましたが、半ば無理やり音信不通にする形で別れました。昨年私は、男性不妊の夫と結婚。元彼は、結婚して子どもを持ったそうです。間違っていなかったと思います」(埼玉・36歳女性)
当時思い描いていたものとは違う形になってしまったけれど、お互いを思いやる気持ちを持ち続けた二人だからこそ、それぞれの幸せを見つけられたのだと思います。
「芸能界を志していた元カレ。10代のころから付き合っていましたが、20代半ばで彼が売れ出し、仕事が忙しくなっていきました。華やかな世界での付き合いも増え、嫉妬してしまう私は束縛して、いつからか彼の夢を邪魔する存在に……。嫉妬や不安でぐちゃぐちゃになり、考え抜いて別れを決意。傷は残っているけれど、テレビで彼の姿をたまに見ると『これで良かった』と思えます」(東京・30歳女性)
気持ちはずっと同じなのに取り巻く環境の変化がそのままの関係でいさせてくれない。彼の足手まといになりたくないし、きっとそんな自分のことも好きではなかったんですね。
「学生の頃、はじめてできた彼氏。なんだか恥ずかしくて、友達には付き合っていることを内緒にしていました。友達との恋バナで盛り上がっていたとき、親友が私の彼氏を好きだと言いだして…。いまさら『自分が付き合ってる』とも言えず、親友にも彼氏にも申し訳なくなってその後すぐお別れしました。あの頃は悲しくてずっと泣いていたし、今でも彼以上に好きだと思える人はいません」(東京・26歳女性)
若い頃の拙い恋。それでも、いつまでも消えない胸の痛みにあらためてそのときの気持ちは本物だったと気づかされることがあります。
大好きなのに、別れを選択するのはきっと身を切られる思い。「好きという気持ちだけでずっと一緒に居られたら、どんなに良いだろう」と、涙を流した経験のある女性は多いと思います。みなさんは、自ら身を引いて大好きな人を諦めたこと、ありますか?
(桜まゆみ+プレスラボ)初出 2015/4/26
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