ヒトメボ

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 自分では「いい顔してるな」と思った写真なのに、他人からの評価があまり良くなかった。という経験はありませんか? 逆に「微妙……」と思った写真のほうが「これ、すごくイイ表情してるねっ!」なんて高い評価を受けたり。そこで「写真映りの良し悪し」について、日頃、雑誌の撮影でお世話になっているプロカメラマンに恋愛カウンセラーの有馬樹里がお話しを伺ってみました。

Q. なぜ、写真映りは自分と他人とで評価が異なるのでしょうか?

A:左右が違うから

「みなさん、ほとんど毎日、鏡を見ますよね。鏡と自分は当然、同じ方向を見ています。例えば、右頬は右に見えますし、左頬は左に見えます。これが、ほとんど毎日見ている、見慣れた自分自身の姿になります。一方、他人は、相手の姿を肉眼で正面から見ているので、相手の顔が自分とは逆に見えていることになります。実は写真も同じで、他人から見た自分の顔を映し出しているので、『他人に見慣れた顔』で撮影されている分、他者からの評価は良いというのに対して、自分は『見慣れていない自分自身の姿』を見て、『イマイチだな』など、自己評価が低かったり、違和感をもってしまうということがあるのです」(カメラマン)

 なるほど! いつも見慣れている自分の顔と写真の顔が違うと、私たちは違和感を覚えて、納得いかない場合があるんですね! 納得いく写真を撮るにはどうしたら良いのでしょうか。

Q. 誰もが納得いく写真を撮るコツやポイントってあるのでしょうか?

A. あります。ポイントは4つ。

「他人が『良い』と思った写真が、自分では『良い』と思わなかったりする現象が起こる主な理由は先述した通りですが、プラスして、メイクや表情、ポーズやアングルが原因ということも考えられます。写真はどうしてもレンズを通すので、多くの人が納得のいく写真を撮る場合、ある程度の条件が必要となります。(光の加減やメイク技術など)」(同)

 そこで! 写真映りを良くするためにこれだけは押さえておきたい、誰にでも簡単にできる4つのポイントを教えてもらいました。

1. 肌の質感:ハイライトやパールが入った粉を顔に乗せる

「写真はレンズを通すので、それらが織り交ざったときの具合がうまく映し出せる人もいれば、そうでない人がいます。100人いれば100通りの肌の質感があって、女性は感情や体調が肌に出やすい傾向があるので、肌の質感をよく見せるには、顔のTゾーンにハイライトを入れたり、パールが入った粉を、顔全多的に軽く乗せるといいですね」(同)

2. 肌の色:ワントーン明るいファンデーションを塗る

「肌の質感と同じく、100人いれば100通りの肌色があるので、肌色をキレイに見せるためには自分の肌の色よりワントーン明るいファンデーションを塗って、光が下から当たる位置に立って写すといいですね」(同)

3. 表情:口角を上げて歯を見せる

「カメラに撮られ慣れてない人は、緊張して、顔が強ばって映りますが、例えば子供と遊んでいる姿を、気が付かれないように撮ったとき、とてもやわらかい表情をしているということはよくあります。このようにカメラの前で、どれだけ気持ちの入った表情ができるかによっても、写真映りはかなり変わってきます。緊張してしまう人は、会話をしながら写真を撮ってもらうといいですよ。それでも難しい人は、顔の力を抜いた状態で口角を上げて歯を見せるとやわらかく微笑んでいるように見えます」(同)

4. ポーズ・アングル:正面以外から、立体的に映るように

「自然体がいちばんですが、正面から平面的に映ると暗い印象を与えがち。そこで、アングルを正面からずらし、立体的に映るよう工夫してみましょう。可愛らしいイメージにしたいときは顔を傾けたり、上から撮って上目遣いになるように。格好いいイメージにしたいときは、顎を少し上にあげると良いです。姿勢にも注意が必要ですね」(同)

 ちなみに、自分では「良く撮れたな」と思う写真が、他人からは「あまり良くない……」と言われる原因の多くは、「やりすぎ(メイク・ポーズ)」「不自然(表情)」にあるのだそう。ただの自己満足になっているかもしれないとのことでした。

 いかがでしたか? よく「写真映り良くないね…」なんて言われてしまう人は、今回紹介した4つのポイントを意識してみると良いかもしれませんね。ただし、やりすぎにはご注意を!

(有馬樹里/コンセプト21)
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ライター

有馬樹里

コンセプト21

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