ヒトメボ

アニメ系フリーライター

小林治

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読了時間:約5分

 誰でも気になる異性のことは理解したいと思うもの。なかでも、相手の趣味についてちょっとした知識や経験があれば、会話のきっかけにもできそうですよね。今回は、お相手が『アニメ好き』だったとき。一体、どんなアニメを観たらよいのでしょうか…?

「クールごとに毎回新作をチェックしているようなアニメ好きとアニメの話をする時は、アニメの知識をアピールする必要はありません。それよりは、一作品でもよいので自分が『おもしろそう』と興味を持ったアニメを観てみて、『この作品が面白かったんだけど、他にオススメはないかな?』と、教えてもらうスタンスで話したほうがよいと思います。作品について語ったり、教えてあげたりすることが好きなアニメ好きは多いですからね」

 とは、アニメ系ライターの小林治さん。なるほど、まずは自分が『おもしろい!』と思える作品を探すことが大切なんですね。そこで、ここ数年の話題作の中から、すでにDVD・Blu-ray化されていて、アニメ初心者の女子でもハマれる作品を教えてもらいました!

刑事ドラマ

『PSYCHO-PASS(サイコパス)』

「ドラマ『踊る大捜査線』の本広克行監督が参加して制作された刑事ドラマです。舞台は、100年後の日本。そこでは、人間の精神状態が『サイコパス』という値に数値化されています。『犯罪を犯す可能性』も数値化できるので、実際に犯罪を犯していなくても、逮捕されたり、射殺されてしまうんです。犯罪を未然に防ぐことができる、ある意味理想的でありながら、異常とも思える世の中で、刑事たちが猟奇殺人や不可解な事件に立ち向います。近未来ならではのハイテク機器を使った捜査はもちろん、刑事ドラマには欠かせない人間ドラマや謎解きも十分に楽しめるので、ミステリーや刑事モノが好きな女子にオススメですね」(同)

スポーツ系

『Free!』

「高校の男子水泳部を舞台にした部活ものです。元々は同じスイミングスクールに通っていた水泳少年たちが高校生になり、団体競技の『リレー』を通じて男同士の友情を深めていく青春ドラマが描かれています。登場人物が全員イケメンなので女性人気が高い作品ですが、思春期ならではの葛藤や仲間同士の熱い絆が男子目線で丁寧に描かれているので、『男同士の関係性がリアルで、共感できる』という男性ファンも少なくないんです。また、作品を通して垣間見える繊細な男心に萌える女性も多いと思います」(同)

恋愛系

『一週間フレンズ。』

「恋愛系の小説やドラマが好きな女子にオススメの作品です。『一週間で親しい人との記憶が消えてしまう』女の子・香織と、彼女を好きになってしまった男の子・祐樹の恋愛を描く学園ラブストーリーです。祐樹は彼女の事情を知った上で友達になろうとするのですが、どんなに親しくなっても、一週間後にはその記憶が消えてしまいます。だから、彼は何度も何度も彼女に『僕は君の友達だったんだよ』と告げる。そんな切ないストーリーなんです。ただ、祐樹のひたむきな行動で、香織にも少しずつ変化が起こり始めます。ちょっと不思議でピュアな恋愛模様を楽しんでほしいですね」(同)

日常系

『ばらかもん』

「都会で挫折を味わい、日本西端の島で暮らすことになった23歳の書道家・半田が主人公のハートフルコメディです。都会育ちの神経質な彼は、自分のうちがやんちゃな中学生の溜まり場になったり、裏口から近所の人が勝手に家に入ってきたりと、プライバシのーない島の田舎暮らしに戸惑います。でも、天真爛漫な少女『なる』をはじめ、個性豊かな島の人々との交流を通して、書道家としても人間としても少しずつ成長していくんです。人と人との繋がりや温かさを改めて実感できる作品です」(同)

ロボット系

『ガンダムビルドファイターズ』

「アニメ好きと仲良くなるなら、『ガンダム』シリーズは押さえておきたいところですが、作品数が膨大なので全部観るのはちょっと難しいと思います。そこでオススメしたいのがこの作品。これは、ガンダムのプラモデル(通称『ガンプラ』)同士を戦わせるバトルアニメなんです。『ガンダム』シリーズの作品の枠をこえて、歴代のモビルスーツ(人が乗っているロボット)がたくさん登場するので、『このガンダムがカッコイイと思ったんだけど、元々はどんな作品に出ていたガンダムなの?』などと、オリジナルを教えてもらうとよいと思います」(同)

 部活モノ、恋愛系、日常系は入りやすそうですね。刑事ドラマ、ガンダムはこれらの作品で予備知識を付けておくと安心かも!

「自分が観ていて『楽しい!』と思える作品を見つけたら、『この作品を観たんだけど、けっこう面白かった』『ココがすごかった』と、アニメ好きの人に感想を伝えてみてください。知識がなかったとしてもアニメに興味がある人には、共感を持って接してくれると思いますよ」と、小林さん。

 のんびりできそうなお休みがあったら、レンタルショップに寄って手に取ってみてはいかがですか?

(岡本温子/short cut)
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ライター

岡本温子

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