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2019.01.21
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2019.01.21
1994年発売の家庭用ゲーム機PlayStation(プレイステーション)で初めてCD-ROMメディアのゲームソフトに触れた、という人は多いのではないでしょうか。プレステは長期間使っているうちにソフトが読み込みづらくなることがあります。修理に出すのが一番ですが、当時の子どもたちはなんとか動かないものかといろいろやってみたものです。というわけで今回は「プレステの読み込み不良を解消するために試したこと」をヒトメボ読者に聞いてみました。
「本体の下に少年ジャンプをかませてプレステを傾ける」(東京都・38歳男性)
「何かを床とプレステ本体の間に挟んで傾けてみた。プレステを傾けると動くというウワサがあったので」(大阪府・36歳男性)
確かに「本体を傾けると動く!」といううわさがありました。傾けるだけではなく「本体を立てると良い」という話もありましたが、本当に効果があったかは疑問です。誰が言いだしたのかネタ元が気になりますね。
「ふたを開けてほこりを吹いてみる」(東京都・31歳男性)
「CD-ROMを置くところをフーフーする」(東京都・30歳男性)
この「ほこりを吹く」という技はファミコンの時代にもありました。ソフトが読み込めないときにはなぜか「ほこりがたまっているせいでは?」と思ってしまうようです。しかし、「フーフーしても効果はない」というのが定説です。
「レンズのところをガシャガシャ動かしてみた」(京都府・37歳男性)
「レンズの部分をメガネ拭きで拭いた」(東京都・38歳男性)
「レンズの部分をフーフー吹いた」(埼玉県・36歳男性)
レンズに注目したのは慧眼といえるでしょう。データを読み込むための大事なパーツですからね。ただ精密機械なので、無理に動かすのはいただけません。
「レンズが汚れているせいだと思ってレンズクリーナーを使ってきれいにした」(東京都・34歳男性)
光学ドライブの仕組みをよく理解していた人からの回答ではないでしょうか。自分の手で無理にレンズを綺麗にしようとするよりは、効果は高かったかもしれませんね。安価なものから高価なものまで、色々種類がありました。
「CD-ROMをいったん凍らせると読み込み不良が解消されるという話があった。聞いた話ですが」(東京都・40歳男性)
「ソフトを一度冷凍庫に入れて冷やすと直るといううわさがあった。壊れると困るので自分ではとてもできなかったけど」(東京都・34歳男性)
都市伝説みたいな話ですが、有名な方法ですね。中には改善されるケースもあったようですが、精密機械ですから、推奨されていない扱い方は避けたほうが無難でしょう。
光学ドライブの宿命ともいえるソフトの読み込み不良は、プレステだけではなくブルーレイ・DVDプレーヤーなどでも起こりますから、今では経験したことがある人も少なくないでしょう。ただ、当時の子どもたちはまだCD-ROMメディアで提供されるソフトに慣れていませんでした。そのため、なんとかソフトを動かそうといろいろと工夫し、時にはオカルト的な解決法が都市伝説のように広まることもあったのです。当時プレステユーザーだった皆さんの間では、どのような「読み込み不良の解消法」が知られていましたか?
(柏ケミカル@dcp)
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