画鋲でコマ回し、カイロで野球…

小学生は使い方をよく間違える vol.2

小学生の発想力は、大人が想像もしないようなかたちで発揮されるものです。学校で使う日用品を本来とは違う方法で使ってしまうのは、もはや鉄板。小学校時代にあえて間違った使い方をしていたモノについて、ヒトメボ読者に聞いてみました。

画鋲でコマ回し

「画鋲の針の部分をうまく回すとコマみたいに回転するんで、友達と机の上で同時に回して誰が一番回せるか競ってました。どこかに画鋲が飛んでいって、気づいたら上履きに刺さってたなんてこともありました」（29歳男性／長崎）

普通の画鋲でも、うまく回せると意外に長く回るんですよね。ただし片付けをきちんとしないと、先が尖っているので危険です。

カイロで野球

「冬の雨の日は外で遊べなくて退屈なので、カイロのボールと箒のバットで野球してました。小学生とはいえ本気でスイングするので、カイロが破れて中の鉄の粉が教室にぶわーって散乱しちゃって先生に怒られました」（30歳男性／山口）

雨の日は退屈なので、色んな遊びを開発するには絶好の機会ですね。カイロが敗れるかも……という心配より、遊びたいという気持ちが勝ってしまったんですね。

掃除のホウキで牙突

「教室用のホウキって長さ的にも牙突するのにちょうどいいんですよね。流石に友達にぶつけるのは危ないとわかるので、スローモーションバトルみたいなことやってました。掃除中に牙突の構えしてたら怒られた思い出があります」（32歳男性／佐賀）

『るろうに剣心』を読んでいる人なら、誰もが一度は真似したであろう斎藤一の必殺技「牙突」ですね。たしかにあの長さは牙突向きかも（笑）

体操袋でリフティング

「体操服を入れる袋ってそこそこ大きくてぶら下げる紐があるので、手に持つとちょうど足元に袋が来て、蹴るのにちょうどいいんです。体育があった日の下校は蹴りながら下校してました」（28歳男性／群馬）

リズム良く蹴っていると楽しくなってくるので思いっきりシュートしてみたら、手から紐がすっぽ抜けてしまった記憶が……。田んぼにダイブした体操袋をそのまま持ち帰り、親に叱られた経験がある人もいるのでは？

ものさしでパチンコ

「ノートやプリントの切れ端を丸めたものをものさしで弾いて、前の席の友達にぶつけたりしてました。欠けた消しゴムとか意外と痛いんですよね。コントロールがずれて女子に当たって知らんぷりしたこともありました」（26歳男性／和歌山）

ものさしと手頃なサイズの弾を手にすると、小学生はついどこかに飛ばしてしまいたくなるの。しかし、誤射はきちんと認めて謝罪しましょう……。

遊ぶことが大好きな小学生だからこそ、遊びに関する貪欲さや発想力はピカイチですね。小学生の手にかかれば、きっとなんでも遊びの道具になってしまうのでしょう。あなたはどんな「間違った使い方」をしていましたか？

(イワハシ/雨輝)