ヒトメボ

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田舎のテレビ番組は、テレビ局の少なさやスポンサーの少なさもあり、都会のテレビ番組よりもスケールが小さいイメージがありますよね。地方出身の人は、進学や就職などで上京したとき、テレビを見ていてその違いに驚いた経験はありませんか? 上京してきた人が東京のテレビを見て驚いたことについて、地方出身のヒトメボ読者に聞いてみました。

チャンネル数の多さ

「上京して初めて住んだ地域でテレビをつけたらチャンネルが6つもあり、その数の多さに驚いた。地元では3チャンネルしかないのに……」(青森県/29歳男性)

チャンネル数の多さに驚く人は少なくなさそう。民放のチャンネル数が最も少ない場所は、宮崎県の「2チャンネル」だそうです。NHKを含めると4チャンネルですが、それでも少ないですね。ザッピング(チャンネルを頻繁に切り替える行為)がすぐ終わりそうです。

CMのバリエーションが豊富

「地元ではパチンコ店のCMばっかり。東京のテレビ番組はいろんな企業のCMが流れているので、見ていて楽しい」(青森県/34歳男性)

田舎のテレビは、地域密着型企業のCMが多いイメージです。予算が無いのか、いまだに静止画のみのCM、アナログテレビ時代の映像(画面比率が違うので両端が切れている映像)を使いまわししたCMなんかも良く見かけますね。

リアルタイムで見ることができる番組が多い

「話題のドラマや番組が、リアルタイムで視聴できるのが嬉しいです。地元では、プレゼント企画があった番組が遅れて放送したとき『この企画は応募期間が終了しています』というテロップで出るなど、タイムラグによって悲しいことも起きます」(青森県/34歳)

筆者の地元では1ヶ月~2ヶ月遅れでバラエティ番組、ドラマが放送されるというのがありました。また、国民的お昼のバラエティ番組(笑って◯◯とも)が夕方17時に放送でしたね……。

24時間放映されている

「地元では、深夜2時をすぎると砂嵐(放送休止)か、通販番組ばっかり。夜通し番組を放映しているのが、東京のすごいところです」(秋田県/40歳男性)

ちなみに放送休止の時間帯に流れる砂嵐は、アナログテレビ時代の現象なので、地デジでは起こらないそうです。若い子には通じないかもしれませんね。

毎日新作アニメが見られる

「特に深夜帯だが、毎日のようにアニメをやっている。アニメの裏番組でアニメ放送というときもあるので、アニメ好きにはたまらないと思う」(秋田県/38歳男性)

筆者の感覚ですが、カラオケでアニソンの流れになると、地方格差を感じてしまいます。東京の人にはおなじみのアニメのOPテーマでも、そのアニメが放映されていない地方の人は「?」となることも。筆者の地元ではジャンプの名作「るろうに剣心」が放送されていなく、ジュディマリの「そばかす」がアニソンだということを知りませんでした。

地元のニュースが流れないのがたまに寂しい

「地元のニュースがまったく流れないので、地元の友達に会うと話についていけなかったりする」(北海道/44歳女性)

帰省したときに、地域に密着したニュースが流れると「なつかしい気持ち」がこみあげてきますね。青森出身の有名人「吉幾三」が田植えを始めると、筆者の地元ではニュースになるそう。地元のブランド米(幾三米)をつくっているからでしょうか?

いまではインターネットが普及して、地域による情報格差も少なくなりました。近い未来、テレビ番組もインターネットで視聴するのが主流になってくると、このような驚きや悩みは無くなるかもしれませんね。

(一戸隆平/メディアム)
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ライター

一戸隆平

メディアム

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