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2018.08.20
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2018.08.20
ファミコンのカセットには、丸みを帯びているものやカセットの上部もラベルになっているもの、なぜか穴が開いているものなど、通常のものとは形が異なったものがありました。なかには、それらよりもさらに個性的な形や色のものもあり、そうしたカセットを友達が持っているとうらやましく感じたものです。今回は、そんな「友達が持っていてうらやましかった特殊な見た目のファミコンカセット」をヒトメボ読者に聞いてみました。
「『三國志』は当時の一般的なカセットよりも大きな形だったので、ゲーム自体に興味はなかったけどうらやましかった」(静岡県・40歳男性)
「『三國志』はファミコンに差し込んだときの存在感がすごくて、うらやましいと思っていた」(埼玉県・38歳男性)
他にも『信長の野望』など、当時の光栄(現:コーエーテクモゲームス)のカセットは、一回りサイズの大きな大容量カセットでしたね。値段も『三國志』は1万4800円、『信長の野望』は9800円と高額でしたから、特別感がありました。
「『魍魎戦記MADARA』はカセットのサイズも大きくて、ラベルの位置も普通のと違っていたのでびっくりした」(茨城県・41歳男性)
「友達がきっちりと箱にしまうタイプだったので、MADARAはいつも大きなカセットと箱を見てうらやましいと思っていた」(熊本県・35歳男性)
こちらも大容量カセットでしたが、ラベルの位置が向かって左上に寄っている独特なスタイルでした。回答にもあるように、箱も大きかったですよね。
「なんのゲームだったか忘れてしまったけど、青っぽいスケルトンのカセットがあってすごくうらやましかったのを覚えています」(愛知県・39歳男性)
「『沙羅曼蛇』の透明なケースが格好よくて、その年のクリスマスに自分も買ってもらった」(東京都・37歳男性)
水色の半透明のスケルトン構造は、当時大きな注目を集めましたね。ファミコンソフト全タイトルの中でも、スケルトンなのはこのタイトルだけなのだそうです。
「何色だったかは忘れたけど、『ドラゴンズレア』は表と裏で色の違うツートンカラーで、こんなカセットがあるんだと驚きました」(山形県・35歳男性)
「友達のお兄ちゃんが持っていた『ドラゴンズレア』が白と紫でめっちゃうらやましかった」(群馬県・33歳男性)
『ドラゴンズレア』は表側が白、裏側が紫色のツートンカラーになっていました。本作は、操作性が悪いことやシビアなプレイが要求されることから、激ムズゲームの一つとして知られ、現在もマニアがプレイの考察を続けているゲームです。
「ドラゴンボールZの金色のカセットが、お父さんがもらったとかで友達の家のテレビボードに飾ってあった。すごくうらやましかった」(東京都・37歳男性)
これは販売店に配布された関係者限定バージョンのソフトですね。非常にレアなのでオークションでは数十万円の値がついているそうです。もしその友達が未開封のまま持っていたら、すごいことになりそうです!
「たぶん『ドラゴンバスター』だったと思うけど、金色のカセットでまぶしかった」(山梨県・39歳男性)
「『ドラゴンバスター』が発売された当時、小学生だったが、友達が手袋をして扱っていて触らせてくれなかった」(東京都・41歳男性)
金色のファミコンカセットは何らかの限定バージョンであることがほとんど。しかし『ドラゴンバスター』は市販品なのに金色という珍しいものでした。金メッキが剥がれないように注意しながら差し込んだものです。
DVDやBlu-ray Discだったり、画一的なカートリッジだったりと、現在は個性的な見た目のゲームカセットが出ていません。しかしファミコン時代は各メーカーがカートリッジから手掛けていたことが多かったため、こうした個性的な見た目のカセットが多くありました。もし今もゲームカセットがオリジナリティーあふれる見た目にできるのなら、かつての子どもたちと同じように「友達が持っていてうらやましい」と思うことがあるかもしれませんね。
(中田ボンベ@dcp)
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