人気の秘密はギャップ萌え!? 男をときめかせたライダー女子たち

　ルパン三世の峰不二子やドラゴンボールのブルマなど。さっそうとバイクにまたがる魅力的な女性は漫画の世界だけではありません。最近では大型二輪免許を持つ女性も増え、女性向けにデザインされたバイク用品も増えているのだとか。今回はヒトメボに寄せられた投稿の中から、男性のハートを盗んでいった「ライダー女子」にまつわるエピソードを9つご紹介します。

「俺を落とそうと思ったら、結んだ髪をちょっと乱暴にほどいて頭を2、3回振って見せるだけで簡単に落ちるなぁと気づいた木曜日の夜のひとりぼっちのオフィス... (待てよ、女性のライダーがメットを脱いだらさらさらの長い髪が流れるように広がって...なんてのもたまらんな)...だめだ、仕事がはかどらん(笑)」（長野県長野市・男性）

　毛根には汗を出す汗腺とともに匂いの発生源となる臭腺があって、そこからフェロモンが出ているそう。そして長い髪ほどよく届くのだとか。「ヘルメットから髪がファサッ！」は、とても現実的な妄想なのかも。

「愛しい。ヘルメット姿が忘れられません」（福岡県福岡市・男性）

「ギャルバイカー。星のメット、ピンクのリュック。自分がバイク好きだからか…。」（大阪府寝屋川市・男性）

　女子ライダーの実に70％以上がヘルメットにこだわりを持っているのだとか。一見ヘルメットには似つかわしくないような花柄やドット柄の可愛らしいものが人気のようです。

「バイクのメガネっ子かわいいw」（大阪府豊中市・男性）

　裸眼やコンタクトだと目が痛くなるので風よけにメガネをかける人も。メガネっ娘ライダーは意外と多いかもしれませんね。もしフルフェイスだったら中でズレたとき大変そう。

「女性ライダーの人。コンビニに1人でいた。カッコよかったな(*_*)」（東京都八王子市・男性）

「こんな時間に原付でコンビニに…バイト後なのだろうかヘルメットから出る髪が風に揺れて去ってく姿がいいね～オツカレサン！」（愛知県津島市・男性）

　女性がバイクに乗る目的は「ツーリング」に次いで「買い物」が多いそう。ちょっとした買い物にバイクがあると便利ですね。

「この辺は、郵便配達の人が女の子なのだ。赤ヘルにカブで可愛カッコイイよ～。」（福岡県北九州市・男性）

　もちろんお仕事にもバイクは活躍。Hondaの『スーパーカブ』は乗りやすさとタフさが特徴で、世界生産累計6000万台を突破している世界の名車。矢沢あいの『ご近所物語』にも登場しました。

「教習所で…黒い革ジャンに黒いズボンに黒いブーツ、そして片手にヘルメットを持ったとってもクールな女性がいた。流し目がカッコよくて、綺麗で、何か見透かされたような気がした。Σ(o'д'o)　もう少し見ていたいと思った！」（神奈川県大和市・男性）

　レザースーツでこそないものの、全身黒ずくめのその姿はまさに峰不二子。ただしまだ教習生（それとも車の免許取得でしょうか？）です。不二子ちゃんにも教習生時代があったんだと思うとなんだか微笑ましいですね。

「また、会った。偶然って…赤い半ヘルの彼女。何かを調べていたのかな？路肩にバイクまたいでさ。そんな彼女の姿見ながら、素通り。気にはなるけどさ…何も言えません。別に何を言われたわけでもないけどさ。しつこいって思われたくないし、本当にわからない。どーすればいいのか。でも好き。何度見ても。」（東京都府中市・男性）

　赤い色は記憶に残りやすいという研究結果があるそうですが、強い印象を残した赤ヘル。新手のカープ女子のセンも捨てきれません。

「最近、何も起こらない毎日だったけど、今日は炸裂！！いつもの仕事先で、車を止めて準備してたら…なんと！お嬢さん登場！！ 久しいぶりですねぇ～！って言っちゃった。そして、すかさずバイクの話を…！「暖かくなったら(^^)」と…言ってた(^_^;)　これは…どう解釈しておけばいいのかな？？？とりあえずいいほうに取っておくか～ (o^^o)　今日の反省点は、具体的にツーリングと言わなかった事と、彼女は、そんなにバイクには興味は無さそーだった事、それから…どちらかと言うとインドア派 だと言っていた(⌒-⌒; )　…微妙です！」（群馬県太田市・男性）

↓

10日後

「ひゃっほー！！　今日は、朝イチからいい事ありました(o^^o)　いつもの仕事先に入った途端に…お嬢さんにバッタリ（≧∇≦）　忙しそうだったけど、呼び止めちゃった！　そして、この前の「まるでタダのナンパ」のような話の補足が出来ました(*^_^*)　今度はちゃんと、「ツーリングに行きませんか！？」って言った！　…健全だよね（＾_＾）　次は…タンデムの練習かな？（≧∇≦）（後略）」（群馬県太田市・男性）

　そのお返事はどうだったのでしょうか？　タンデムとは二人乗りのこと。つまり、お嬢さんの温もりを背中で感じるということ。もしOKだったのなら『耳をすませば』の聖司と雫のように、密着度の高い時間を過ごせるということです。

「綺麗かった！　黒のハーレーに乗った女の人が髪を風になびかせながら通ってった！！」（佐賀県唐津市・男性）

　颯爽と大きなバイクを乗りこなし通り過ぎていく……。この女性もまた峰不二子（免許取得後）！

　一説に峰不二子のモデルともいわれるマリアンヌ・フェイスフルは、身長165センチという小柄な体型ながら、やはり自分の体より大きなバイクを乗りこなす姿で世の男性を虜にしました。裸体にレザースーツを纏いファスナーを上げる、という定番シーンも映画『あの胸にもういちど（1968）』で観ることができます。ナイスバディであるに越したことはないのかもしれませんが、人気の秘密はきっと女性がバイクを乗りこなすことの「ギャップ萌え」だったのではないでしょうか。自分には似合わないかなあ、なんて諦めていた方は（まずはヘルメットを選ぶところから）ぜひ再検討を！

(福田浩子/ヒトメボ編集部)

初出 2014/11/9