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2016.01.07
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2016.01.07
人間には2種類います。犬派の人と猫派の人です。犬と猫は性格や外見に大きな違いがあるため、こうした派閥が生まれるのかもしれません。そして、この「○○派」はそうそう変わりませんが、ふとしたことで反対の派閥になることも…。今回は「猫派」だったヒトメボ読者に「犬派」に変わった理由を聞いてみました。
「『猫、主に野良猫の気ままさ・自由さがカッケー』と思っていた。あるとき友人の実家に遊びにいくとモコモコしたかわいい大型犬がいて、『お手をさせてごらん』というので、やってみた。その犬は自然な動きで前足を差し出してきて、つぶらな瞳でこちらを見上げた。あの瞬間から犬派です」(大阪・28歳男性)
犬は人間に忠実で、その忠実さが瞳のうるうるに表れています。あのつぶらな瞳で見上げられた日には、ロボットのような人でもきっと感情を動かされてしまうのでは。
「自分と姉・妹が結婚や一人暮らしを始めて、賑やかだった実家には両親が2人きり。寡黙で少し幼い父と、若干父に不満を持つ母だから、2人でうまくやっていけるのかと兄弟一同心配していた。そんなとき、知り合いが里親を募集していたこともあって実家で犬を飼い始めた。その後帰省すると、犬のおかげか両親がすごく仲良くやっている様子。2人で外出するなんて以前では考えられなかったが、犬を連れていろいろ出かけたりしているらしい。犬に感謝!ということで、犬派になった」(東京35歳男性)
子育てがひと段落したご両親にとっては、新しく来た犬は孫のような感覚なのかもしれませんね。
「実家に猫がいるので私は猫派だった。しかし、今の彼と付き合う前のデートで、レンタルドッグをしてお散歩をした。すごくかわいくて2人とも大はしゃぎ。そのデートが成功して無事付き合えることになったので、実家の猫には申し訳ないけど、お犬様のおかげということで、犬派に転向」(東京・24歳女性)
デートスポットなどでたまに見かけるレンタルドッグ。キューピットになってくれた犬への感謝を忘れない気持ち、素敵です。
「友人に誘われて観に行った映画『HACHI』。猫派だったので『犬の映画より猫の映画の方がいいなー』と内心思っていたけど、観たら今まで観た映画の中で一番泣いた。犬がかわいくて切なくて胸が張り裂けそうで、私の人生に足りないものを教わった気にすらさせられた。以来、犬はすべてHACHIみたいに愛すべき存在と思っている」(東京・31歳女性)
動物ものの映画は号泣が約束されていますが、彼女の『HACHI』体験はかなり鮮烈なものだったようです。
「人から猫顔と言われることが多く、猫派だった私。あるとき、片想い中だった人がスイスに旅行に行ってきて、お土産に買ってきてくれたのがセント・バーナードのぬいぐるみ。それから毎晩抱いて寝ています」(東京・28歳女性)
セント・バーナードというとアニメ『アルプスの少女ハイジ』にも出てくるあのワンちゃんですね。それにしてもお土産にぬいぐるみとは、かなり罪作りな男性です。彼女の恋は果たしてうまくいったのでしょうか?
「犬って通りがかりに吠えかかられたりするので子どもの頃からこわいイメージしかなかったが、大人になって、友人宅にお邪魔した際に小型犬がいた。犬をこわがる私に『こわくないから遊んでみなよ』と言われて、おもちゃのガムを投げて取ってくる遊びなどをするうちに『犬=こわい』のイメージがなくなって、逆に犬大好きになった」(神奈川・27歳女性)
子どもの頃の体験や印象が、大人になってもずっと残っていることってありますよね。でもそのイメージを払しょくする体験をすると、新しいイメージが上書きされます。
「動物全般が好きだったけど、ずっと猫が飼いたいと思っていた。あるとき、猫を飼っている友人宅にお邪魔すると鼻水と目のかゆみが止まらない。友人に『猫アレルギーなんだね』と言われて納得。それからは、『猫ちゃんたちごめんね』と内心思いつつも、犬が飼いたいと思っている」(東京・23歳女性)
猫が好きなんだけど猫アレルギーな人、意外に多いですよね……。
「犬派に転向した」と猫派の人が聞けば、「この裏切者!」と思ってしまうかもしれませんが、犬派に移った理由を聞くと「なるほど。まあ犬もいいよね(まあ私は猫派だけど)」という気にもさせられます。今は猫派の人でも、ふとしたきっかけで大の犬好きになることがあるかもしれませんね!
(藤井弘美+プレスラボ)
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