行く店を決めさせる…　逆効果だと思う男のジェントル行為

　好きな人からやさしくされると、思わず喜んでしまいますよね。女性の場合は、いわゆる「レディファースト」な扱いをされることで、相手男性への評価が上がることもあるのではないでしょうか。ただし、そんな「ジェントル行為」も、内容によっては逆効果になるケースも…。ヒトメボの女性読者に「逆効果だと思うジェントル行為」を聞きました。

ブレーキを踏むたびに、左手でこちらを抑えてくる

「大学の先輩が学校帰りに車で家まで送ってくれた。それは嬉しかったが、運転中はブレーキを踏むたびに、いちいち左手を伸ばして私の肩辺りを抑える。どうやらブレーキの際に私の体が前のめりになるのを抑えているらしい。この気遣いはいらなかった」（静岡・29歳女性）

　いきなりドライバーが左手を伸ばしてきたら、むしろびっくりするかも。そこは運転に集中してください。

食事中、話すときに手で口を覆う

「ある男性とご飯を食べに行った。その人は、ご飯を食べている場なので、何か話すときに必ず口を覆う。気遣いとしては嬉しいのだが、その男性はもともと声が小さく、しかも手で覆うので、何を話しているのかよく聞こえない。会話がスムーズに流れず困った」(愛知・29歳女性)

　男性も善意でやってくれていますから、指摘もしにくいはず…。口の動きもわからないので、なおさら聞き取るのが難しいですよね。

行く店を決めさせる

「ある場所で人を待っていたとき、目の前で落ち合った男女を見ていたら、男が『どんなものが食べたい？　行きたい店とかある？』と女の子に質問。女の子は特に考えていなかった様子で、男子に任せる姿勢なのだが、男の方も自分で決めず頑なに女の子の希望を聞く。見ていて『かわいそうだ』と思った」（東京・24歳女性）

　

　女の子に何度も「行きたいとこある？」と聞くのは、頼りなく見えますよね。いくつか候補を挙げて、選ばせてあげたりするのがいいかもしれません。　

　

無言で駅まで送る

「私だけ飲み会を抜け出して帰ろうとすると、ある男性が『駅まで送っていくよ』と言ってくれた。ありがたいのだけど、その男性は特に話すわけでもなく、まったくの無口で駅まで歩くだけ。雰囲気は気まずいし、飲み会のメンバーには『あの男とデキてるの？』と冷やかされるしで、ちょっとつらかった」(山梨・30歳女性)

　

　夜道を女性一人で歩かせるのは危険。その思いから「送っていく」と言ってくれたのでしょう！　無言でさえなければ、このジェントル行為はもっと評価される気がします。

　

「ソースついてるよ」と口を拭う

「飲み会のとき、隣の男子が『口にソースついてるよ』と言ってくれた。自分で拭こうと思うと、その男性がサッと布巾をとって私の口をぬぐった。かっこいい男がするならまだしも、『あなたにはやられたくない』と思った」（栃木・31歳女性）

　かっこいい男性でも驚いてしまいそうですが…。こういう行為は、やるなら恋人だけにしたほうがよさそうです。

終電を調べて教える

「出会ってから3回目のデートだし、この男性と付き合ってもいいと思っていた。なんなら、今日は終電を逃してもいいと考え、あえて時間を気にしないフリをした。しかし、その男子は何度も『終電大丈夫？』と聞いてくる。終いには自分で調べて『あと5分だよ！』と忠告された。それでいて私が終電で帰ると、すかさずLINEで『またすぐ会いたい』と言ってきた。それなら終電に気を遣わなければいいのに！」（東京・27歳女性）

　この男性は、本当にマジメでピュアなのかもしれません…。いずれにせよ、相手の女性を大切にしていることは確かでしょう！

　女性に好きな男性のタイプを聞くと、「やさしい人」という回答がよく挙がってきます。しかし、その「やさしさ」を勘違いすると、男性にとっては逆効果。時と場合に合わせた、適切なやさしさを身につけたいものですね。

(有井太郎＋プレスラボ)